【特集】西本拳太選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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西本 拳太選手 プロフィール

西本 拳太選手

バドミントン選手 岐阜県バドミントン協会所属

PROFILE

1994年8月30日生まれ。三重県伊勢市出身。姉の影響で8歳からバドミントンを始め、伊勢市立小俣中学校時代には県大会のシングルスで優勝した。高校はバドミントンの名門校・埼玉栄高校に、その後中央大学に入学。大学時代は全日本学生選手権シングルスで2013〜2015年まで3連覇を果たしている。2016年には全日本総合選手権シングルスで初優勝した。2017年、大学を卒業し日本代表選手も多く所属するトナミ運輸に入社。バドミントン日本代表のナショナルチームAにも選出された。その後も全日本総合選手権やアジア大会をはじめ、国内外の大会で好成績をおさめてきた。またチームとしても国内最高峰のS/Jリーグにおいて4連覇を果たしてきた。しかし2020年5月、新たな環境で自分をしっかりと磨きたいとトナミ運輸を退職。現在は岐阜に拠点を移し、女子の福島由紀・廣田彩花ペアをはじめ多くのトップ選手と共に今井監督の指導を受けている。新天地でオリンピック出場を目指す姿に、更なる期待がかかっている。

西本 拳太選手の学生時代は・・・

アスリートとしての土台を作る、大事な8ヶ月があった

西本 拳太選手写真
 バドミントンを始めたのは、8歳の時でした。地元のスポーツ少年団でバドミントンをしていた姉の影響もあり、僕も始めてみたらのめり込んじゃいました(笑)。相手と羽根を打ち合いラリーが続くようになり、打てなかったショットが徐々に打てるようになると、もう楽しくてしょうがなかったですね。一対一の攻防戦だから、勝つ嬉しさと負ける悔しさが常に気持ちを高揚させました。また2004年のアテネオリンピックに大きな刺激を受け、オリンピックへの憧れが日増しに大きくなっていくのを感じていました。
 中学生になり、まず印象深かったのは1年生の時の県大会です。シングルスで優勝できたことがすごく嬉しくて、ますますバドミントン熱が上がるのを感じていました。ところがそんな矢先、2年生の5月に肘を痛めてしまい、約8ヶ月間はラケットを持てなくなってしまいました。そんな僕に、徹底した体づくりを指導してくださったのが部活以外に所属していたクラブチームの指導者でした。アスレチックトレーナーだったこともあり、プレーができない中でのトレーニングでした。それこそがアスリートとしての土台を作る大事なトレーニングだったと思っています。もちろん当時は早くプレーがしたいという焦る気持ちもありました。でも、あの時にしっかりと体を作ることに専念できたから、今のプレーがあると実感できます。
 そして中学3年生を前にやっとラケットを持てるようになり、全国中学生大会で3位になり次の扉が開いた気がします。高校進学は、以前から声をかけていただいていた埼玉栄高校に決め、初めての寮生活とバドミントン中心の高校時代が始まりました。当時、埼玉栄高校といえばバドミントンの強豪校。練習もハードで休みなんて年末年始に4日間だけという徹底ぶりでした。高校生活の思い出といえば、バドミントンしかないかもしれません(笑)。

大学卒業後は強豪チーム・トナミ運輸に

申し分の無い環境から離れ、もう一歩先を目指すために

西本 拳太選手写真
 高校時代の目標は、やはりインターハイ優勝でした。その先には日本代表になり、オリンピックで金メダルをとることが僕の中にはずっとありましたから。小学生でバドミントンを始めた頃からの夢は少しずつ形を作り、中学生になるとその手段として将来は実業団の選手と、僕なりの方向性が見えてきました。僕の中では高校からすぐに実業団という思いもありましたが、直接声をかけてくださった監督の、「大学に通いながらでも実業団の練習に参加できる」という理解もあり、中央大学に進学しました。実際、大学での4年間は大きかったと思います。全日本学生選手権での3連覇はもちろん、全日本総合選手権での優勝など貴重な経験と確かな実績を積むことができました。また競技だけでなく、中央大学OBの方々が今も僕を応援してくださったり、人との繋がりも財産になりました。
 そして大学卒業後にトナミ運輸に入社し、実業団の選手として戦うことになりました。僕にとって恵まれていたのは、埼玉栄高校時代からすでに何度か実業団の練習にも参加させていただき、大学時代もそれほど気後れすることなく練習ができていたことです。ただ大学とは違って、バドミントンが仕事であるという厳しさはひしひしと感じていました。でも、この厳しさがモチベーションとなるのが実業団だとも思えました。
 トナミ運輸は日本代表選手も多く在籍する強豪ですが、みんな仲が良くて団結力のある素晴らしいチームでした。練習環境も申し分なく、競技に対する選手の意識も高い。S/Jリーグにおいて4連覇という結果が物語っています。そして僕も初めて日本代表に選出されたのもトナミ運輸に入ってからでした。そして3年、申し分のない練習環境と安定の中で、自分の持つ甘えがプレーを左右しているんじゃないかと考えるようになりました。ではもう一歩先を目指すにはどうすればいいのか。それは、あえて厳しい環境に身を置いて、見えない部分から変えていくことで競技者としても成長したい。そんな思いからトナミ運輸を出る決心をしました。

西本 拳太選手からのワンポイントアドバイス

必要な技術は、実践で身につけていくのが大事

西本 拳太選手写真
 埼玉栄高校時代、授業以外にはバドミントンしかしてこなかったと言いきれるくらいバドミントン漬けの毎日でした。まず朝練から始まって放課後も勿論練習です。そして週末になると1日中練習でした。例えば・・・
(1)朝練習・・・週に3日は30分のランニングと、腹筋・背筋・腕立てです。走ることはスポーツの基本ですが、やはりコートを敏速に、長時間動き続ける基礎体力と脚力を鍛え、持久力をつけることは大事だと思います。また腹筋や背筋、腕立て伏せ、そして週2日のウエイトトレーニングは、動ける身体をつくり筋力を鍛えるトレーニングです。
(2)ゲーム練習・・・放課後は試合形式で対戦する練習でした。サーブやレシーブ、スマッシュなどの動きや技を実践の中で身につけ、磨いていきます。実際には平日に3試合、土曜・日曜や夏休みなどは毎回7試合ほどやりました。試合形式だからこそ相手との距離感や戦術など必要な技術を身体で覚えることができます。

 特に埼玉栄高校は強い選手ばかりが集まってきているので、練習メニューは至ってシンプルですが内容はレベルが高く、試合形式にすることでバドミントンに必要な要素が全て含まれていました。ちなみに僕は体力面には自信があったので、寮に帰ってからも走ったりして更に基礎体力をつけるようにしていました。
 そして僕がアドバイスしたいのは、羽根を打ったり身体を動かすことは勿論、練習や試合に向かう姿勢や礼儀も学んでほしい。それは高校からやがて大学や社会に進んでいくわけで、生きていく力というものを指導者や先輩から学び、身につけてほしいです。

西本 拳太選手からみんなへメッセージ

人生で一度の高校時代は、人生の分岐点かもしれない

西本 拳太選手写真
 僕にとってバドミントンは、人間として成長させてくれる存在。正に人生そのものなんです。学生時代や実業団時代、そして昨年新しい環境に身を置いて、改めて今までの恵まれた環境や大勢の人の協力があり練習や試合ができていたことに感謝しています。バドミントンは心理スポーツの部分も多く、体力や技術だけでなく精神面も強くなければ勝つことはできません。以前の僕はリスクを感じすぎて、安全を選んでしまうところがプレーにも出ていました。そんな自分を見えない部分から変えて、プレーとメンタルの両方から強化していきたい。そしてオリンピックを目指したいと思っています。現状は大変ですが、選手として今できることにベストを尽くす。そういった姿がバドミントン界を盛り上げて、やがてジュニアの子たちにも応援される選手でありたいですね。
 僕がバドミントンと出会ったのは小学生の時でしたが、選手生活の中で高校時代のインターハイが分岐点でした。選手として注目され興味を持ってもらえたことは、その後の選手活動を大きく導いてくれました。スポーツに限らず勉強や芸術にしても、高校時代に大きな分岐点を経験する人は多いと思います。人生に一度しかない3年間、かけがえのない経験をするためにも、素晴らしい友と出会うためにも、一日一日を精一杯楽しみながら過ごしてください。

※プロフィール等は2021年2月時点のものです。

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東野 有紗選手

2023年10月

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東野 有紗選手(バドミントン選手)
意外と短い3年間、時間を有意義に充実した高校生活を
渡辺 勇大選手

2023年9月

福島県立富岡高等学校 出身
渡辺 勇大選手(バドミントン選手)
自分が没頭できることを見つけ、挑戦し続けてほしい
松友 美佐紀選手
松友 美佐紀選手(バドミントン選手)
自分で選んだことを最後までやり切れば、道は開く
奥原 希望選手
奥原 希望選手(バドミントン選手)
何事にもチャレンジできる、パワーを伝えたい!
小椋 久美子さん
小椋 久美子さん(元バドミントン選手)
今までどれだけ頑張ってきたかが自信や財産になる
佐藤 翔治選手
佐藤 翔治選手(バドミントン選手)
なんだっていい、楽しくやることが一番大事!
陣内 貴美子さん
陣内 貴美子さん(元バドミントン日本代表 スポーツキャスター)
無我夢中で一生懸命にやったことは、必ず自分の自信となり、プラスになるはず!

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一