【特集】越川優選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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越川 優選手 プロフィール

越川 優選手

バレーボール 北京オリンピック日本代表
(サントリーサンバーズ所属)

PROFILE

1984年6月30日生まれ。石川県出身。小学校4年生からバレーボールを始め、中学校でバレーボール部に。高校はバレーボールの名門、岡谷工業高校(長野県)に進学し、1年生でインターハイ優勝、2年生でキャプテンとして春の高校バレー、インターハイ準優勝、3年生ではインターハイ3位、国体優勝に貢献し選手としての頭角を現した。そして2002年に、釜山アジア大会で高校生として初の全日本代表入りを果たす。高校卒業後はV・プレミアリーグのサントリーサンバーズに入団。2004年の新人賞をはじめ数々の受章歴がある。また、日本代表としても2006年の世界選手権、2007年のワールドカップ、2008年の北京オリンピックなどでは主要メンバーとして活躍。日本最強最速といわれるジャンプサーブと、パンチ力のあるスパイクに期待がかかる。

越川 優選手の学生時代は・・・

高校の3年間は、貴重で有意義な時間だった

越川 優選手写真
 小さい頃から活発で、いつも外で遊んでいました。友だちと野球やサッカーをしたり、自転車で走り回ったりしてね。そのせいか、よく怪我もしていましたね(笑)。その頃はJリーグも発足したばかりだったし、野球も好きだったので、当時はバレーボールよりサッカーや野球の方が、断然、興味があったんです(笑)。

 実は僕の両親は揃って国体にも出ていたバレーボール選手で、今も父はチームを持っているんです。その影響もあって3歳上の姉も中学のバレーボール部で頑張っていました。そんな環境だったので、バレーボールが身近すぎて興味を持てなかったのかも。

 その頃から、姉が頑張っている姿を見ていると、何となく「僕もやってみたい」と思うようになり、小学校のクラブチームでバレーボールを始めました。やっぱり家庭環境が大きかったんでしょうね。

 小学生の頃は、点を取ったり、勝つことがバレーボールの楽しさだったんですが、中学では、先輩やチームメイトに刺激され、「あんなプレーがしたい!レベルアップしたい!」と競技に対する気持ちも変化してきました。1年の秋からレギュラーになれたこともモチベーションを上げる原因になったと思いますね。自分の中でもバレーボールの存在はかなり大きくなっていったし、高校でも頑張りたいという気持ちも強くなりました。

 でも実際、バレーボールの名門・岡谷工業高校の監督から声を掛けていただいたときは、正直、ビックリしました。そして岡谷工業高校の練習を見に行き、監督とも話をさせてもらって「この監督のもとでやりたい」と思い、入学しました。

 高校では監督の家で寮生活。15~6人の部員が監督家族と一緒に共同生活でした。監督の奥さんが母親のように食事を作ってくれて、洗濯や掃除は自分たちでやる。まるで大家族って感じでしたね。何より仲間と常に一緒にいるという心強さや楽しさがありました。この高校の3年間は僕にとってすごく貴重で有意義な時間だったと思います。

高校生で選ばれた全日本代表、そしてVリーグへ・・・

全日本代表が人生のターニングポイントだった

越川 優選手写真
 岡谷工業高校のバレーボール部は、常に全国制覇を狙えるだけあって、選手個々のレベルは高かったですし、練習も厳しかったですね。チーム内には「勝たなければいけない」という気迫が常にありました。僕自身も「県外からバレーボールをしたくて来たんだから、将来はバレーボールでやっていきたい」と、気持ちは決まっていました。

 そんな中で進路を決めた大きなきっかけはやはり全日本代表に選出されたことだったと思います。大学に進学して続けることも考えていましたが、高校3年の5月に日本代表に選ばれアジア大会に出場したことで、「少しでも上のレベルでやりたい」という思いが強くなりました。

 もちろん、高校生で日本代表に選ばれたことには、嬉しさだけではなくプレッシャーもありました。でも、最初に出場したときも、パンパシフィック大会で優勝して次につなげたいという気持ちが強かったし、ミュンヘンの金メダリストの大古監督と現日本代表監督の植田コーチのもとでプレーしたいという思いもありました。それともうひとつ、シニアではユニホームの日の丸が金縁なんですよ。それを着るのが夢だったんです(笑)。そこで、思う存分バレーボールに打ち込める環境への道を選びました。全日本代表に選出されたことは僕のバレー人生のターニングポイントだったんです。

越川 優選手からのワンポイントアドバイス

自分自身で、課題を考えながら練習することが大事

越川 優選手写真
 高校時代の練習は、基本的には自分たちでメニューを考えるというのがチームのスタイルでした。練習はチーム練習と、レギュラーとサポーター部員が組んでコンビでする個人練習があり、サポーター部員はいわば専属コーチみたいなもの。毎週の試合で出た課題をサポーターと一緒に考え練習メニューをつくる。そこに監督がアドバイスをくれるのです。

 ちょっと変わったスタイルですが、自分たちで考えながらする練習は何より効果的でした。自分の長所や短所、プレースタイルを理解することにもつながります。ちなみに高校時代の練習スケジュールは

(1)アップ&トレーニング・・・まずランニングやストレッチで体をアップします。そしてトレーニングではトレーナーがつくったメニューに従って、マット運動やダッシュの練習などをします。

(2)ボールを使っての練習・・・サーブやレシーブ、ブロックやスパイクといったメニューをこなします。

(3)ウエイトトレーニング・・・日本人は世界に比べて身長が低い。それを補う意味でも筋肉を鍛えバネを活かすことは大事だと思います。

 以上が主な練習ですが、他にも自分の武器となる物を身につけたかったのでサーブの練習はよくやりました。僕自身、身長があまり高くなかったので、大きい選手に対抗するにはサーブだと思ったからです。そこで、確実なサーブを打つためには正確なトスが必要だと考え、トスの練習ばかりしていましたね。床に印をつけて同じところに落とす練習を。

 もちろん体格や特性には個人差があるので、あくまでも自分にあった練習を自身で考えるようにしてください。そして後は、よく眠ってよく食べる。メリハリのある生活を送ることも大事だと思いますよ。

越川 優選手からみんなへメッセージ

夢のままで終わりたくない、だから決して諦めない!

越川 優選手写真
 僕はバレーボールという大きな夢を持っていたから、学生時代も今も諦めずに頑張ることができました。

 その過程では、いつも目標がありました。学生時代は春高バレーやインターハイでの優勝、そして日本代表。実業団に入ってからはリーグ優勝に世界選手権、そしてオリンピック出場でした。北京オリンピックでは、日本男子として16年ぶりに、念願のオリンピック出場を果たすことができました。

 これは僕にとって大きなステップとなり、新たな夢・目標としてロンドンオリンピックが見えてきました。次は必ず結果を出したい!

 みなさんも夢を持って学生時代を過ごしてください。スポーツじゃなくても何だっていいんです。自分が一番やりたいこと、没頭できるものを持っていることが自分のパワーになるはずです。

 そして夢を夢のままで終わらせないで、カタチある目標に変えて頑張ってほしい。自分の夢を、簡単に諦めないでくださいね。

※この記事は2009年3月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。

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小野寺 太志選手
小野寺 太志選手(バレーボール選手)
精一杯挑戦して、後悔のない密度の濃い時間を過ごしてほしい
迫田 さおりさん
迫田 さおりさん(元バレーボール選手)
がむしゃらに突っ走れる時間を大切にしてほしい
江畑 幸子さん
江畑 幸子さん(元バレーボール選手)
自分にとって「楽しいこと」は、武器になり、自信になる
井上 香織選手
井上 香織選手(元バレーボール選手)
苦しくても前を向けたのは夢があったから
柳田 将洋選手
柳田 将洋選手(バレーボール選手)
勝つことの楽しさ、積み上げることの大事さを伝えたい
福澤 達哉選手
福澤 達哉選手(バレーボール選手 全日本代表)
向上心こそが、夢に近づく一番の方法
清水 邦広選手
清水 邦広選手(バレーボール選手 全日本代表)
楽しいこと、悔しいことがあったから今がある
石島 雄介選手
石島 雄介選手(バレーボール選手)
学生だからこそ、今やるべきことがあるはず
高橋 みゆき選手
高橋 みゆき選手(元バレーボール選手)
ハンデを、自分の最大の武器にする
山本 愛選手
山本 愛選手(バレーボール選手)
経験できること、人との出会いを大切に
山本 隆弘選手
山本 隆弘選手(バレーボール日本代表)
時には自分に対して、厳しさも必要
吉原 知子さん

2007年2月

妹背牛商業高等学校 出身
吉原 知子さん(元バレーボール選手・日本代表)
限界を作らずに、夢を持ってチャレンジしてほしい
竹下 佳江選手
竹下 佳江選手(バレーボール選手)
一度逃した夢、だからこそ絶対につかみたかった
加藤 陽一選手
加藤 陽一選手(プロバレーボール選手)
今すべきことを目標にひとつずつステップアップしていく
大林 素子さん
大林 素子さん(元バレーボール日本代表 スポーツキャスター)
今しかない、チャレンジできる時を大切にしてください。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一