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善きことをした高校2年生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

縦1・2メートル、横1・8メートルの絵馬には、白、赤、黄の3匹のヘビが描かれ、白は安定、赤は情熱、黄は幸福を意味し、これら3つの願いが叶うよう、3匹は縄を編むように一体となってパワーを増し、すべての人に良い流れが循環していってほしいとの願いが込められている。
また、左上と右下に描かれた扇は、2024年が1月に能登半島地震、宮崎県でも8月に巨大地震注意情報が発表された日向灘地震、10月の記録的大雨など自然災害が多発したことから、この2つの扇で不安を払い、良い風を起こして、2025年がたくさんの幸運に恵まれ、さらに、右上の「吉兆」の文字は、明るい兆しが世の中の隅々まで広まるようにとの思いから、力強く記したという。
「巳(ヘビ)」は古来より豊穣や金運を司る神様として、脱皮するたびに表面の傷が治癒することから、再生のシンボルとして運気を上げる縁起ものとして親しまれている。
絵馬は2月上旬まで飾られ、参拝に来られた方々がこの絵馬を見て、気持ちを新たにし、一皮むける1年になってくれれば、と願う部員たち。今後も部の伝統として絵馬の奉納を続けていく考えという。



会場となったのは同校梨窓ホールで、生徒たちはクリスマスの雰囲気を味わってもらおうと、飾り付けにも力を入れた。招待された市立加納岩小学校学童クラブの子供たちも、かわいく飾り付けられた会場に入ると笑顔に。
そんな子供たちに楽しんでもらおうと、生徒会のメンバーが劇を演じた他、ダンス同好会がキレのあるパフォーマンスを行い、地域の行事やイベントなどに出演している実力を披露すると、子供たちから大きな拍手が。またクイズ大会や椅子取りゲームでは、子供たちの歓声や笑い声が会場いっぱいに響き、児童一人ひとりにプレゼントの学用品が手渡されると、生徒たちに子供たちから「ありがとう」の言葉が贈られた。
元気な反応を示してくれた子供たちとの会話はとても楽しかったと話し、今後も山梨市内の幼稚園や保育園、小学校、中学校との行事を企画し、子供たちや地域との交流を深めていく考えだ。
またこの日は、吹奏楽部も地域の特別養護老人ホームのクリスマス会で、ジングルベルなどのクリスマスソングを演奏。こうした生徒たちの活動は、創立以来、地域への愛着を深め、思いやる心を育んてきた同校の校風が、生徒たちに根付いていることの証といえるだろう。



3回目となる2024年は、11月23日に行われた。テーマは「子ども目線に立った街なか学園祭」。飯塚青年会議所が主催する「地域でこどもを育てスマイリーあふれるまち」宣言の一環で、生徒たちは「こどもまんなか」をキーワードに、子どもから大人まで、特に子ども連れも安心して楽しめるよう、多様な子ども向けの企画を準備したと力を込める。
会場となる商店街は、江戸時代は宿場町として発展。その後、筑豊炭田の中心地として栄えたが、現在は空き店舗も。
にぎわい復活へ、生徒たちは空き店舗も活用。お化け屋敷や射的、映画館、焼き鳥や和菓子、ハンバーガーなどの模擬店を出店。ステージでは吹奏楽部の演奏やダンス部のパフォーマンスなども披露され、子どもたちの歓声があちこちから聞こえていた。
商店街の店主は「高校生が呼ぶにぎわいとエネルギーはすごい。この学園祭で商店街を知り、足を運ぶきっかけになってもらえれば」と期待を寄せる。
生徒たちは、「一緒に盛り上げてくれる商店街への愛着がわいた」と話し、商店街が活性化すれば地域全体の活性化につながる。今後も生徒みんなでサポートして行きたいと話していた。




生徒たちが2022年から取り組んでいるのは、唐津市の離島、加唐島の伝統産業「椿油」の搾りかすを活用したSDGsなコンポスト(堆肥)の商品化。同年5月、外部講師から椿の種は2割が油に、8割の搾りかすはごみとして捨てられることを学び、コンポストを作ってごみを減らそうと決めた。
生徒たちは、コンポストを発酵させる種菌の調査や、椿の搾りかすと虹ノ松原の枯れ枝チップを配合したものに生ごみを入れて制作を進め、配合する分量を変えた5種を試作。佐賀大学の協力で1種が良好にできているとの評価を得、コンポスト作りに関する重要なポイントも教えてもらった。
また約4万5千本の椿が自生するという加唐島で、椿農家から話を聞くなど現地調査を実施。島の生活や農家の椿油生産への思いを知った。
2024年10月、栃木県で開催された「全国高校生ビジネスアイデアコンテスト」に出場。高校生が地域社会の課題解決に向けたビジネスプランを競うコンテストで、生徒たちはコンポスト作りに挑んだ経緯や授業で学ぶ簿記の知識を生かして原価を計算し、1セット500円で校内やイベントなどで販売。その収益を加唐島に還元していることなどを発表。現実的なプランで持続可能性がある点が評価され、優秀賞を獲得した。
生徒たちは、高齢化が進む中で島の伝統産業を守り、続けてもらうためにも、自分たちにできることで貢献していきたい、と話していた。




企画したのは県外から入学した2年生と3年生の2人。親元を離れ、知り合いのいない町での生活が不安だったという2人は、魅力的な町の人々やお店と出会うことで、不安を取り除いてきた体験を紹介することで、安心して津和野高校を選んでもらえたらと、自転車で津和野町を巡るツアーを発案した。
生徒は、高校生のやりたいことをサポートする教育魅力化コーディネーターや教員、津和野体験ツアーを行っている地元観光業者の協力を得て、総合的な探究の時間の授業や放課後に準備した。
2024年3月、初めての「人巡りサイクリングツアー」が、『津和野の楽しみ方』をテーマに実施された。参加した中学生は「入学前に地域の方と繋がれて安心した」と大好評。
7月、『これがツコウ生の夏休み』をテーマに開催された第2回に続いて、3回目のツアーが10月に行われた。
テーマは『私たちの大好きな人、紹介します!』。2人が日頃お世話になっているカフェや寮の近所の住民宅を訪問。店主や住民から「何かあればいつでも声かけてくださいね」との声掛けに、参加者は「町の人がとにかく暖かい」「津和野町での生活の様子がイメージできた」と話していた。
今回が最後となる3年生は、サイクリングツアーでの経験から「大学では地域づくりについて学びたい」と意欲を見せ、残る2年生は、「次は入学予定者に向けたツアーを開催したい。来年のオープンスクール時も開催しようと思っている。今までの経験も活かして津和野の魅力が中学生や保護者さんにも伝わるようなツアーにできるよう頑張りたい」と意気込んでいた。



テキスタイル工学科の生徒も、倉敷市の帆布メーカーとコラボしたバッグづくりを展開。これまで2年生や3年生がSDGsを視点にデザインしたオリジナルエコバッグを製作し、地元百貨店で展示・販売している。
2024年は、1~3年の有志生徒15人が岡山弁をロゴに使用した帆布製トートバッグを製作した。生徒たちが選んだ岡山弁は、「なんですか」を意味する『なんなん』と、「スゴい」の意の『ぼっけえ』の2語を『NANNAN』『BOKKEE』と大きなローマ字で表現し、スタイリッシュなデザインに仕上げた。
今回の取り組みは、10月6日に倉敷みらい公園で開催する恒例の特産品PRイベント「~至極の逸品~くらしきフェア」からの声かけに応え、初めての出店となった。
生徒たちは、授業で企画から製作、販売までを実践しており、今回は4月から作業をスタート。SDGsの考えから、授業で余った帆布やデニム生地の端切れを利用。デザイン、型紙から縫製などすべて自分たちで進め、レッスンバッグやデニムバッグ、ポシェットなど色やサイズ、用途に合わせて選べるよう約50点を用意した。
フェア当日は接客も行い、「どれも心を込めて作った一点物」という生徒たちの呼びかけに、立ち寄った観光客などがお気に入りのバッグを購入。笑顔で見送る生徒たちは、岡山弁と帆布をはじめ地場産品の魅力を知ってもらえたらと願っていた。
なお、売上げの一部は、地震や豪雨被害にあった能登半島の被災地支援に役立てる予定という。




ハマボウフウはセリ科の多年草で、根を深く張り、地面を覆うように生えるため、50年以上前に、長浜海岸の砂の飛散防止対策として植えられた。ただ、春の味覚として人気があり乱獲が進んだため激減。海岸近くの住民らがハマボウフウを増やすための保護活動を始め、同校生徒も協力して自生地の復活に取り組んできた。
また生徒たちは、総合的な学習の時間で「ハマボウフウプロジェクト」を進めている出雲市立長浜小学校の5年生と交流活動を行っており、2023年秋、協力して採取した種を、2024年春に生徒と児童が育苗ポットにまき、発芽した株を育ててきた。そして9月19日、長浜海岸で苗の定植を実施した。15回目となるこの日は、植物科学科の2、3年生7人と、5年生約70人が参加。海岸を清掃した後、子どもたちは高校生に植え方を教わりながら、180株の苗をスコップで掘った砂地に丁寧に植えていった。
「初めて植えた。元気に大きく育ってほしい」という児童の言葉に、指導した生徒は「子どもたちが頑張って植えてくれて嬉しかった」「こうした活動を通して、少なくなっている植物があることを知ってもらえたら」と語り、植えたばかりのハマボウフウに「しっかりと根を張って、砂が飛ぶのを防いでほしい」と願っていた。


2024年は、1月の大地震と9月の豪雨で大きな被害に見舞われた能登半島の支援活動を続けている。震災後すぐの1月19日から5回にわたって、八日市駅前のショッピングセンター前で募金活動を実施。石川県の高校生とビデオ会議システム「zoom」での交流、6月には「復興支援2畳だこ」を製作。たこの裏面に、石川県や東北、滋賀県の高校12校から寄せられた復興を願う「願い札」を貼り、7月の終業式後に大空に揚げられた。また夏休みには被災地を訪れ、自分たちで育てた野菜を仮設住宅の住民に配り交流を行った。
9月21日から22日にかけて能登半島を記録的大雨が襲った。復興途上の中で20を超える河川が氾濫し、仮設住宅への浸水も。
部員たちはすぐに立ち上がった。10月12日、同じショッピングセンター前で募金活動を展開。「能登半島水害募金」と大書した横看板を掲げ、通行人や買い物客に「ご協力をお願いします」と呼びかけると、地震に続く水害に能登半島の人々を心配する多くの市民が、募金に協力していた。
参加した部員は「復興が1日でも早く進んでほしい」「募金を通じて東近江市民の思いが被災地に届いてほしい」「私たちの活動が防災意識を高めるきっかけになれば」と話す。募金活動は11月にも行われ、集まった義援金は日本赤十字社を通じて被災地に届けられる予定だ。




近年、自転車を運転中にスマートフォンを手に通話したり、画面を注視したりする「ながらスマホ」が原因の交通事故が増えており、警察庁の統計によると、2023年の1年間で139件と10年前の2倍以上も増加した。
今回の改正道路交通法では自転車の「ながらスマホ」は禁止となり、違反者は、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金。交通事故を起こすなどの危険を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金と、罰則が強化された。
「酒気帯び運転」(呼気1リットルにつき0.15ミリグラム以上のアルコールを身体に保有する状態で運転すること)も、3年以下の懲役または50万円以下の罰金。飲酒運転をするおそれがある人に、お酒や自転車を提供するなどした人も、同様に罰則の対象となる。
当日の活動には徳島県警の警察官と県立城ノ内中等教育学校の生徒も参加。自転車の利用者や歩行者に「ながらスマホはやめましょう」と呼びかけ、『自転車のスマホ・酒気帯び 罰則強化』などと書かれたチラシを手渡した。
今回の交通安全キャンペーンに参加した生徒は、ながらスマホは、重大な交通事故につながるとても危険な行為と改めて思ったといい、「自転車が凶器になることを自覚して運転したい」と真摯な表情で話す。
県警交通企画課の担当者は「今回の施行をきっかけに、きちんと交通ルールを守って自転車を運転してほしい」と訴えていた。
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