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善きことをした高校2年生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

同校の文化祭『矢高祭』文化の部は、これまで校内のみでの実施だったが、今年9月2日の開催では、旧山陽道沿いの商店街にある町の観光拠点、やかげ町家交流館と協働。「地域とともに創る、矢掛まるごと文化祭」をテーマに、同交流館や道の駅山陽道やかげ宿を会場にし、町の盛り上げに一役買った。
校外でイベントを行ったのは、図書委員会と書道部、ジャズバンド部で、図書委員会は道の駅で古本市を開催。生徒から寄付された本など100冊以上を販売、多くの人が手に取り購入していた。売り上げは国際医療ボランティアに寄付される。
交流館を会場にしたのは書道部とジャズバンド部で、書道部は「青空」をテーマに縦3メートル、横7メートルの紙に大筆などを使った凛々しく力強いパフォーマンスを披露。来場者たちは感動した様子で、迫力ある作品を鑑賞していた。ジャズバンド部はアップテンポなジャズやポップスなどの曲を演奏。心地よい音楽に観客からも自然に手拍子が湧き、会場は一つに。さらに、有志の教員による弾き語りライブも行われ、大きな拍手と声援が送られていた。
『矢高祭』初の校外イベントに参加した生徒たちは、「矢高生の元気を伝えられたと思う」「学校と地域がさらに接近したように感じた」と、手応えを感じた様子で、来年度はさらに盛り上がる企画を考えたい、と話していた。




このニュースを知って心を痛めたのが、山口県立下関西高等学校の科学部の部員たちだ。同部は、2022年度からマウイ高校と連携してロボット開発を進めるなど、交流を深めてきた。部員たちは「自分たちにできることは」と考えた結果、校内で支援の募金活動に取り組むことを決めた。
青少年赤十字クラブ(JRC部)の部員と有志生徒の協力を得て、8月30日から3日間、朝の登校時間に募金箱やプラカードを手に、募金活動を実施。登校する生徒に支援を呼びかけると、生徒だけでなく教職員も募金に協力していた。
また9月2日の体育大会では、応援に訪れた保護者らにも協力を求め、多くの人が募金に応じ、4日間の活動で総額167,638円もの善意の募金が集まった。
後日、日本赤十字社の「2023年アメリカ・ハワイ火災救援金」窓口に、全額振り込まれた。
「たくさんの方々が私たちの呼びかけに耳を傾け、募金に協力してくれた」「活動している中で、何度も胸が熱くなった」と語る部員たち。「みなさんの思いのこもったお金が、マウイ高校をはじめ、マウイ島の人々に少しでも役立つものとなれば」と願っていた。




「レモーパイ」は、レモンの爽やかな酸味と同校産の牛乳由来のホエークリームで作ったスイーツ。「ふたつ星」内で手に持って手軽に食べられるよう、クリームをはさんだパイ仕立てにしたもので、洋菓子店と南島原市の農園の協力で完成した。
パッケージデザインやオリジナルキャラクターを食品加工部の部員たちが製作。部員たちは「地元食材を知ってもらえる良い機会になると思う」「全国の人に、ふたつ星から見える長崎の素晴らしい風景と一緒に味わってもらえたら」と語ってくれた。JR九州では、島原農高生の地場産品への想いや西九州の魅力を、このスイーツでさらに感じてもらえればと話す。
期間中500個限定、1日当たり約10個を販売し、購入した乗客たちから「クリームがまろやかでおいしい」と好評だった。
部員たちは、今後も地元食材を生かした商品開発の研究を進めると共に、地域と交流し、地元に貢献できるよう努めていきたいと力を込めていた。



次代を担う子どもたちの学習支援にも取り組んでいる。同校は、文科省からスーパーサイエンスハイスクールに指定されており、科学部を中心に年に数回、小中学生向けの出前授業「わくわくサイエンス教室」を開いている。
今年8月には西条市の神拝公民館で小学生対象の出前授業を行った。同公民館の依頼で3年前から始まった出前授業で、今回は夏休みの自由研究のお手伝いをしようと「夏休みキッズ教室・科学実験&輝安鉱」と題して実施。児童22人が参加した。
講師役を務めたのは、「西条市にある、世界一」市之川鉱山で採取された輝安鉱の魅力を伝える活動を行う商業科輝安KOU房チームと、人工輝安鉱の研究を進める科学部の生徒ら約30人。授業内容は、輝安鉱の結晶が入ったボールペン作りと洗濯のりを使ったスーパーボールを作る体験型で、化学反応の仕組みを寸劇を交えて解説するなど、楽しい授業を目指して生徒たちが企画した。
透明な筒の中に輝安鉱を入れるボールペン作りに挑戦した児童は、高校生のていねいな指導に、すぐに作ることができたと笑顔に。
「ここでの学びをきっかけに、輝安鉱を知ってもらう輪が広がればうれしい」と話す生徒たち。楽しい、わかりやすいを心がけ「いろいろシミュレーションして企画を考えた」といい、出前授業を通して科学の魅力を知り、興味を持つ子供が増えればと期待していた。



今回の改正道路交通法の施行で、最高速度20km以下などの条件を満たした車体であれば、16歳以上ならこれまで必要だった原付バイクの運転免許なしで、車道や自転車道の走行(歩道は時速6km以下)が可能になり、ヘルメットの着用は努力義務になった。
当日は「事前に改正内容と注意点を広く知ってもらおう」と実施されたもので、高校生も免許なしで運転できることから、生徒たちは帰宅途中の高校生に「基本ルールを理解して安全運転を」などと声掛けし、チラシと反射ベルトのセットを手渡しした。
活動に参加した生徒は「チラシを配っても、法改正を知っている高校生は意外と少なかった」といい、高知警察署は「電動キックボードはバランスが取りづらく、転倒しやすい乗り物。免許不要とはいえ、車道を走るのでヘルメットを被ってけがを防いでもらいたい」と話す。
警察庁によると、改正後1ヶ月間で全国で発生した電動キッキボードの検挙件数は、信号無視約190件、通行区分違反約150件、交通事故7件など400件以上の違反があったという。
歩道爆走や2人乗りなどの違法運転なども目立つといい、生徒たちは「危険性も知ってルールを守って安全利用してほしい」と願っていた。



「多数回中耕除草」とは、江戸時代には確立していた農法で、田植え後、中耕(稲の生育中に、その周囲の表土を浅く耕すこと。除草を兼ねるので「中耕除草」と呼ばれる)を多数回行うことで稲の収穫量を増やす技術。
同科の教諭が有機栽培に取り組む企業などから同農法について聞き、生徒たちに提案。4人は同農法にスマート農業化を図るため「自動操舵システム、多数回中耕除草でらくちん農業を!」をテーマに、昨年6月、実習田で岡山県奨励品種「きぬむすめ」で試験栽培を始めた。
自動操舵システムとは、乗用型田植機が田植えした軌道を同システムに記録し、乗用型中耕除草機に取り付けることで田植機と同じ軌道を走り、稲を踏むことなく中耕除草が行える。
昨年度は実習田を0~4回、8回と中耕除草回数別に6区画に分け、稲の生育と収穫量を調査。4回が最多の10アールあたり508・4キロだった。品質も等級検査1等と優れた結果をもたらした。4人は肥料や除草剤などを散布する労力や費用も削減できた。雑草の発生もほとんど見られず、稲の生育にも影響がなかったと話す。
今年度は除草回数0~8回の9区画に分けて育成、調査を行う。生徒たちは自動操舵システムを用いた多数回中耕除草の良さを、無農薬、無肥料で収穫量が安定化し、環境負荷を低減する農業が可能。機械に乗るだけなので農作業の軽減化、省力化につなげることができると力を込めた。



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