アロマテラピスト | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

健康・医療


アロマテラピストの仕事
 アロマテラピストは、専門の知識を身につけて、アロマテラピーに使う精油のブレンドをしたり、その精油を使って、実際にマッサージなどを行ったり、アロマテラピーをする人に、その方法などをアドバイスしたりする仕事です。アロマテラピーとは、樹木やハーブなどの植物から採れた精油の香(かお)りで、心や体をリラックスさせることをいいます。その主な方法は、アロマポットという器具で精油を温めて揮発(きはつ)させ、その香りを楽しむことですが、そのほかに、精油をおふろのお湯の中に混ぜて入浴したり、肌(はだ)にぬってマッサージしたり、化粧品(けしょうひん)として使用したりすることもあります。アロマテラピーは、いそがしくてストレスがたまっている時や、体調を整えたい時、気分を変えたり、緊張(きんちょう)をほぐしたりしたい時などに愛好する人が増えています。けれども、アロマテラピーを安全に正しく行うためには、それぞれの精油の特長や、人体に関する知識を持っていなければなりません。

アロマテラピストにインタビュー
 アロマテラピーという言葉は、今ではかなり知られるようになり、愛好者も、ずいぶん増えてきました。けれども、精油の使用法などをまちがえると、体に害をあたえることがありますし、自分に合った方法を選ばないと、十分な効果が得られないこともあります。ですから、みなさんに正しい知識を広めていくことも、わたしたちの仕事です。
 以前は、アロマテラピーというと、女性のものというイメージでしたが、今は男性の愛好者も多くなっています。夜、なかなかねつけなくて、睡眠(すいみん)不足になやんでいた男性が、女性に連れられて相談に来られたことがありますが、その方は、アロマテラピーを始めてから、ぐっすりねむれるようになったと、とても感謝してくれました。この仕事は、人の役に立っているという実感が持てるので、やりがいがあります。

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