善きことをした中学生達 - 日本の学校

善きことをした中学生達

世のため、人のために立派な行いをしている中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。

テーマは「成長」 空駆ける青龍描いた巨大絵馬、地元神社に奉納

高知県 高知市立三里中学校 美術部のみなさん

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高知市立三里中学校美術部は、2018年、地元の仁井田神社の宮司から翌年の干支「亥」の絵馬を描いて欲しいとの依頼を受けた。絵馬は縦1.35メートル、横2メートルと大きなもので、部員たちは神社に初詣に訪れた人々に、新年が良き年になるよう心を込めて作成し、同年12月に奉納。以来、毎年、同神社の依頼に応えて、新たな年の干支にちなんだテーマを自分たちで設定し、絵馬を制作してきた。

美術部にとっても、部員たちにとっても大切な創作活動となっており、6年目の2023年に描くのは「卯」からバトンを受け継ぐ「辰」。今回部員たちが決めたテーマは「成長」。新年を迎えた世界中の人々がより成長できるようにとの願いが込められている。絵柄も部員たちで考え、約1ヶ月かけて完成させた。

12月8日、仁井田神社に12人の部員が訪れ、奉納された絵馬には、逆境を乗り越える力を象徴し、成功や繁栄をもたらすとされる青い龍、朝焼けに赤く染まる山々は高い目標を意味し、龍の上には「大切な思い出」「勇気」が花言葉の白いエーデルワイスの花が、色鮮やかに描かれている。

高知県 高知市立三里中学校 美術部のみなさん2 高知県 高知市立三里中学校 美術部のみなさん3 高知県 高知市立三里中学校 美術部のみなさん4

「力強く立派な絵」と同神社宮司の感謝の言葉に、部員たちは「この絵馬を見た参詣者それぞれが持っている夢や目標を成し遂げる1年にしてほしい」と願っていた。
(2024年1月掲載)

お祭り「あつまれ東の森」開催 園児もお年寄りも、みんなで遊ぼ!

長野県 伊那市立西箕輪中学校 3年東組のみなさん

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伊那市立西箕輪中学校の3年東組28人は、11月16日、近隣の保育園児やお年寄り、地域住民らをつなぐ交流イベント「あつまれ東の森」を同校で開催した。28人の生徒たちは、ここ数年間のコロナ禍で多くの制限を受けて、地域と学校の交流が減ってしまったことを危惧し、卒業する前に地域の人々を招いて、一緒にお祭り気分で楽しむ「あつまれ東の森」を企画した。

生徒たちは、屋台・工作・広報・保育園の4つの班に分かれて7月から準備を始めた。屋台班は射的、ヨーヨー釣り、ボウリングの屋台を、工作班はスライム作りなどの工作コーナーを展開。広報班は「あつまれ東の森」の告知チラシ作りや報道機関への取材依頼を、保育園班は地元の保育園との打ち合わせや園児たちへの招待状の作成などを進めた。

当日は、約40人の園児や「楽しみにしていた」という高齢者などが来場。園児たちは屋台コーナーの射的やペットボトルのピンを倒すボウリングなどに挑戦。事前に小さな子どもも楽しめるようルール作りを行った生徒たちは、ゲームでは子どもに寄り添うようアドバイス。的に当たったり、ピンが倒れると園児たちは歓声を上げて喜んでいた。

長野県 伊那市立西箕輪中学校 3年東組のみなさん2 長野県 伊那市立西箕輪中学校 3年東組のみなさん3 長野県 伊那市立西箕輪中学校 3年東組のみなさん4

同校で開かれた久々の交流イベント。「不安があった」という生徒たちは、世代を超えた多くの住民が「東の森」に集まり、お祭りを一緒になって楽しむ様子に、「いい経験になった」「自分たちに自信が持てた」「地域の活動が元に戻ってくれれば」と話していた。
(2023年12月掲載)

祭で地元玉野を盛り上げ 企画から資金調達、運営まで全て実践

岡山県 玉野市立荘内中学校 「荘内桜花祭」実行委員会のみなさん

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2023年11月26日、岡山県玉野市の市立荘内中学校で地域振興イベント「荘内桜花祭」が開催された。

有志生徒70人が「コロナで沈んでしまった自分たちの地域をもっと盛り上げよう!」と企画。60人の生徒による実行委員会が主体となり、計画の立案、地元飲食店への出店依頼、生徒によるパフォーマンスや縁日コーナーの内容、景品の準備など運営全てを担当。学校行事ではないため、運営資金の調達はクラウドファンディングで募った。生徒たちの思いと行動に多くの市民が賛同し、目標額の35万円を超える資金を集めることができた。

当日は、開場から市民が続々と来場。出店した玉野市の人気飲食店の「たまの温玉めし」や肉まん、唐揚げ、ピザなどを求めてたちまち行列ができた。また、生徒たちによる縁日コーナーの魚釣りゲームや射的、ヨーヨー釣りには多くの子どもたちが挑戦。ビンゴ大会では景品のお菓子をもらって笑顔満開に。3年生有志チームのダンスや生徒と教員のコラボバンド、吹奏楽部の見事な演奏には大きな拍手が送られた。

岡山県 玉野市立荘内中学校 「荘内桜花祭」実行委員会のみなさん2 岡山県 玉野市立荘内中学校 「荘内桜花祭」実行委員会のみなさん3 岡山県 玉野市立荘内中学校 「荘内桜花祭」実行委員会のみなさん4

当日は一般社団法人「おかやま笑顔プロジェクト」の「防災展in玉野」を同時に開催。来場者が救命措置の方法などを学んでいた。

「どれだけ暗く不穏な状況になっても、最後には桜の花のように笑顔満開できれいに達成したい」との意味を込めたという「荘内桜花祭」。初開催だったが想像以上の賑わいを見せ、来場者からは「中学生が地域を巻き込み盛り上げてすごい」「来年もぜひ」の言葉が寄せられ、実行委員会は、地元企業や団体、ボランティアやサポーターなど、多くの人の協力のおかげと感謝していた。
(2023年12月掲載)

弘前城菊と紅葉まつりに初出展 張り子の動物たちを花で演出 人気者に

青森県 弘前市立津軽中学校 3年生のみなさん

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青森県弘前市の弘前公園で開催される秋のイベント『弘前城菊と紅葉まつり』。10月27日スタートの同イベントに、同市立津軽中学校の生徒たちが初めて出展した。テーマは「津軽と大浦城」。弘前城とゆかりの深い大浦城跡地に建つ同校の3年生69人が、戦国時代をモチーフに、花に飾られた張り子の動物作りに取り組んだ。

同校の美術科教諭が生徒たちを指導。同教諭は前任の中学校で、2015年から生徒たちが動物のオブジェなどを1年かけて制作するアートプロジェクトを展開しており、津軽中学校の生徒による制作は今年度が初めて。

生徒たちは、今年春から、針金で作った骨組みに紙を貼り付けて立体的なオブジェにする「組ねぷた」の技法を使って15体の動物作品の制作に挑戦。着物をまとったクジャクの作品作りでは、生徒たちは、赤や黄色などの造花を着物に見えるよう工夫しながら飾り付けた。

青森県 弘前市立津軽中学校 3年生のみなさん2 青森県 弘前市立津軽中学校 3年生のみなさん3 青森県 弘前市立津軽中学校 3年生のみなさん4

『弘前城菊と紅葉まつり』は、弘前公園の弘前城植物園を主会場に、フラワーアートの展示や市民菊花展など弘前の秋を彩るアートプロジェクトで、約60年の歴史があり毎年多くの市民で賑わう。

69人の3年生が創作した動物たちは、「つがるんるん動物園~大浦城っ子の動物たち~」と題して、追手門と東門の2ヶ所に設置され、多勢の来場者を出迎えた。戦国時代をイメージしたカブトや刀を身に付け、花に彩られた動物たちは、勇ましくも愛らしく、多くの市民がカメラに収めるなど人気者に。生徒たちは、「大きな作品を作るのは難しかったけど、みんなで協力して仕上げることができた」「動物たちの表情や色合いなどもみてほしい」と話していた。
(2023年11月掲載)

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