法律事務所スタッフになるには
市民と弁護士を結び、支える法律専門スタッフ
法律事務所スタッフは、弁護士の仕事が円滑に運ぶよう、会計・庶務関係の事務処理を行うほか、弁護士の指示により案件に関する資料収集などの調査も担当し、人権擁護と社会正義実現を周辺からサポートする仕事です。そのため、民法、商法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、不動産・商業登記法、倒産法、刑法、刑事訴訟法、少年法など幅広い分野の法的知識が要求されます。
アメリカでは「パラリーガル」と呼ばれ、1960年代から発展した専門職です。法律事務所スタッフ(パラリーガル)が手続的・定型的な業務を専任することで、弁護士は高度な法的判断を伴う業務に専念できるわけです。
小規模な事務所の場合、業務全般にわたる幅広い知識と、ときには秘書的な仕事も求められます。大規模事務所の場合は、訴訟部門や買収・合併部門などに細分化されるため、より専門化された知識と技能が必要となります。また、大手の法律事務所では、外資系企業が顧客になることも多く、英文契約書の作成や翻訳など高度な英語力も求められる場合があります。
法律事務所スタッフの重要性が一層高まることが予想されており、法律に関する知識や事務処理能力習得のため専門学校や大学・短大への進学をおすすめします。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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