エアカーゴになるには
世界の物流を支えるプロ
飛行機は人だけでなく、乗客の手荷物や郵便物、そして「カーゴ」と呼ばれる航空貨物も運びます。これらの貨物を、飛行機まで運ぶのが、エアカーゴの仕事です。航空貨物は一旦カーゴエリアに集められ、そこで行き先別に仕分けされて、専用のコンテナに積み込まれ、重いものや大型貨物は専用のパレットに搭載されます。そして、トーイング・トラクターで機体の横にけん引され、専用の運搬機で飛行機に積み込まれます。あらかじめコンテナの重量を測り、機体のバランスを保つ配慮や工夫も必要です。
空港を舞台に世界の物流を支えるプロフェッショナルです。空港の物流全般に携わる職業ですので、航空業界の専門知識はもちろんですが、航空貨物の流通にかかわる関連業務や、貨物輸送に関する書類作成といったさまざまな業務に精通していることが求められます。輸出入貨物を取り扱うためには、国内の法律だけでなく、海外の法律や通関・貿易手続きも知っておかなければなりません。
そこで、専門学校や大学・短大に進学し、こうした知識や技術をあらかじめマスターし、英語などの語学力を高めておくことをおすすめします。
航空関連のコースを持つ専門学校を卒業後、航空会社、貨物会社、旅行会社などの試験を受けて就職し、実務経験を積んでいくことが、一人前のエアカーゴへの近道といえるでしょう。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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