修復家になるには
芸術作品や出土品を守り、価値を後世に伝える
古くなったり傷ついたりしてしまった、大切な美術品などの芸術作品を、元の価値を損なわないように修復するプロの職人のことを修復家といいます。どんなに大切に保管していても、長い年月が経てばどうしても劣化してしまう作品を、後世に残すために保存修復を行う大切な職業です。修復家が大切に思われるようになったのは最近のことです。全国各地で希少なものが出土したり、歴史的遺産が発見されたりするにつれ、それを守っていく専門家が必要と考えられるようになりました。今では、古墳の壁面に描かれた絵の保存のために働く人などが、世間の注目を浴びています。
修復家を目指すには、どう修復するかを的確に判断できる知識とセンスに加えて、状況分析力も必要になります。絵画や修復を教える美術・芸術系の専門学校、大学で基礎をきっちり学んで、博物館や美術館へ就職する人が多いようです。腕を磨いて認められれば、修復家工房などとして独立する道も開かれます。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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