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お母さんの手をふりほどいて興味のままに動いてみたいのです。
~今からできる対策!~ 1,道はできるだけ安全なルートを選びましょう この時期は好奇心が旺盛になり、様々な刺激を受けて脳は急速に発達します。できればお子さんの欲求も満たしてあげたいものです。自由に歩けるような裏道など、少しくらいの遠回りを覚悟の上で安全な道を探してみましょう。
2,お出かけの前にお約束をさせましょう どうしても車の通りを歩かないといけない場合、そこだけは手を繋ぐことを事前に納得させましょう。一つの方法として、いつものお出かけ時間になってもお出かけをせずにいます。様子を見ながら子どもの方から言い出すのを待ちます。お子さんの方から催促してきたときに、「お母さんもお出かけしたいけど△△の道は車が怖いから困っているの。どうしよう?でも○○ちゃんがお手々を繋いでくれたら出かけられるよ。ちゃんと繋げるかな?どう?」と目を合わせて聞いてみましょう。たぶんそれなりに頷くと思います。そして問題の通りにさしかかったときにもう一度しゃがんで目を合わせ、「はい、お約束の△△の道だよ。お手々繋ごうね」と確認しましょう。1回や2回で学習はできないと思いますが、繰り返し続けていきましょう。
3,勝手にお母さんから離れるとどうなるかも体験させましょう スーパーなどでは車の心配がなくても、お母さんの視界からいなくなることで別の危険が伴います。勝手に離れていったときには、黙って後ろを付けてみるのも一つの試みです。お母さんのことを思い出して探し始めてもしばらくは隠れて、どうするか見てみます。様子を見ながら現れて、このときもしゃがんで目を合わせ「お母さんの側を離れちゃダメだよ。お母さんと会えなくなっちゃったら、困るよね。これからは一緒に歩こうね」と言って抱きしめてあげましょう。
以上のようなことを試みても、活発なお子さんの場合ほとんど効き目がないこともあります。しかし成功の有無に関わらず大切なことは、親が子どもの脳と心に向かって物事を投げかける、話す、約束を交わすといった触れあいを持つことです。こうして様々な対策を講じている間にも、子どもはどんどん成長し、気が付けば問題も解決されているでしょう。 |