遊びの誘いの電話が頻繁に来る:11歳 | 12才までお友達 学校とのかかわり方 | 成功する子育てアドバイスQ&A - 学校情報日本の学校

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12才まで 小学校高学年  3.お友達、学校とのかかわり方
Q 『遊びの誘いの電話が頻繁に来る:11歳』
 小4の娘の友達付き合いについてです。グループのリーダー的な子からよく遊びの誘いの電話がかかってきます。「放課後今から遊べる?」程度ならまだいいのですが、その子の都合で電話をしてくるので遅い時は8時頃に電話がかかってきたりもします。(親は共働きで遅いようです)
 基本は娘を出してほしいというのですが、遅い時間だったり何回もかけてきたりするので、私が用件を聞いたり親御さんを出してと言うと、「仕事でいない」やガチャッと切ったりします。娘はグループの付き合いを壊したくないみたいで、私に出てほしくないようです。しかし、一度話すと延々話し続けたり、遊びの誘いも「何日と何日に映画に行くから来てね」と小学生にしては高額です。付き合いを切るのは今時むずかしいと思いますが、かかってくる頻度も多ければ内容も気になります。このような子と娘はどのように付き合えばいいでしょうか。
A イラスト「話し合ってみましょう」
 この問題は一見迷惑な現象のように思えますが、違う角度から捉えてみると、人生でも大切な事を親子で話し合える良い機会です。人との付き合い方は、結局は自分自身との付き合い方です。どこまで相手と近づき、どこで線を引くかを決めるのは相手ではなく、自分自身だからです。親が答えを出すのではなく、子どもの考えを聞き出しながら一緒に話し合ってみましょう。

「ルールを決めてみましょう」
 例えば、「夜の電話は8時まで」とします。7時55分に電話がかかってきたら、「ごめんね、うちは8時までって決まってるの。後5分しか話せないけど、それでもいい?」と許可を取らせます。お友達が「どうしてダメなの?うちなんか何時でもOKよ。誰が決めたの」などとごねても、詳しく答える必要はありません。「我が家のルール」は家族の話し合いで決められたものであって、他人には関係ないからです。「そう決まってるの」と、毅然とした態度で通させましょう。遊びに使うお小遣いの額も同じです。「月に1回の映画なら行けるけど、2回は無理」「行き先は、市街を越えない」等、親が規制を加える形ではなく、できるだけ本人に決めさせましょう。自分のルールをきちんと持っていれば、付き合いを切る必要はありません。

「子ども達と心で繋がってみましょう」
 仮に夜遅くの電話にあなたが出た事で相手が不作法な切り方をしたとしても、批判をしたりしてはいけません。普通に「○○ちゃんから電話があったけど、『ごめんね』って謝っておいたよ」とだけ伝えましょう。お子さんが、お母さんと友達の距離を感じてしまえば、その子に関する話はしにくくなってしまいます。「○○ちゃんは夕食は遅いのかな。お腹がすいても我慢してるんだね」と、心の距離を縮めてみる事で、お子さんも日頃の様子を話してくれるでしょう。
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