妹がお兄ちゃんの真似をして夜更かしする：７歳 | ９才まできょうだい、祖父母とのかかわり方

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4.きょうだい、祖父母とのかかわり方

『妹がお兄ちゃんの真似をして夜更かしする：７歳』
　小学校２年生の女の子の母です。上に中学校１年生のお兄ちゃんがいるせいか、夜更かしをよくしています。お兄ちゃんと一緒になって、テレビを観ようとします。「早く寝なさい」と言っても、「お兄ちゃんは起きているじゃない」と言って、口答えしてきます。早く寝ないと、次の日、学校で集中力が欠けてしまうことや、成長にも良くいと思うのですが、どうすれば早く寝てくれるでしょうか。少し歳が離れた兄妹なので、妹に合わせた教え方ができず困っています。お兄ちゃんに我慢してもらうしかないのでしょうか。

９才まで　小学校低学年／きょうだい、祖父母とのかかわり方

　子どもが「早く寝なさい」と言われ、この条件の中で実行するのは意志の強さがいることでしょう。私達大人でも、お友達同士の楽しい集まりで、自分一人だけ早く帰らないといけないときは、後ろ髪を引かれる思いをします。しかし、これは生活のしつけですから、理想的にはお兄ちゃんも妹も、それぞれ自己管理をして欲しいところですが、そうはいかないものですよね。
　対策としては、家族での話し合いが一番だと思います。それぞれ生活時間の異なる家族が、上手く共存していくにはどうしたらよいかということを、まずお兄ちゃんに投げかけてみてはどうでしょう。お兄ちゃんに関しては、本人も親御さんも小学生時代の幼い感覚がまだ多少残っていると思いますが、もう中学生ですから家庭内での「役割と責任」を自覚してもらうに良い機会かと思うのです。今までのように「お兄ちゃんなのだから、妹に譲ってあげなさい」といった指示ではなく、ある程度立場を認めてあげた上で、自ら譲歩できるところを考えてもらってはどうでしょうか。
　たとえば、中学校で話題になるＴＶ番組はどうしても遅い時間帯になりますから、９時になったら音を消してヘッドフォンに切り替えたり、ビデオを活用したりと、配慮してもらうもの良いでしょう。子ども部屋に専用ＴＶを置くことについては、それぞれ考え方はありますし、反対意見の方も多いようですが、この方法は見方によっては「自己管理の訓練」と捉えることもできます。試みる前から「意思の疎通の妨げになる」とか「勉強をしなくなる」「際限もなく見てしまう」と心配せず、きちんとルールを話し合った上で子どもを認め信頼してみるのも一つだと思います。
　もう一つの策として、下の子の就寝時間前には、お母さんも付き合ってそれなりに落ち着いた雰囲気を作ってあげるのも良いでしょう。一人でもさっさと寝られる子もいますが、何といってもまだ小学２年生ですから、もうしばらくの間はそういった環境づくりは必要な場合もあるかと思います。色々工夫してみて下さい。