一人の友達にだけ固執する：６歳 | ９才までお友達学校とのかかわり方 | 成功する子育てアドバイスＱ＆Ａ

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3.お友達、学校とのかかわり方

『一人の友達にだけ固執する：６歳』
　小学校１年生の女の子です。習い事の中のお友達関係で今悩んでいます。娘は習い始めて半年経ちますがなかなか馴染めず、いつも私の側から離れようとしませんでした。でもそんな時、１つ年下のＡ子ちゃんが娘に声をかけてくれたり、手助けしてくれたりしてくれて、やっと娘もみんなの輪に入って行く事ができました。ところがある日、A子ちゃんがお休みの日に、娘と同じ年のＢ子ちゃんと意気投合したようで、それ以来娘はＢ子ちゃんにばかり引っ付いて行くようになりました。まるで他の子が見えていないような感じで、その様子を見てＡ子ちゃんはさみしそうでした。元々Ｂ子ちゃんと仲の良かったＣ子ちゃんも、娘の突然のＢ子ちゃんへの引っ付き方に不満な感じです。
　私は「みんなと仲良くして」「さみしそうな友達がいたらＡ子ちゃんみたいに声かけてあげて」「Ｂ子ちゃんとだけ仲良くしていたらＡ子ちゃんとＣ子ちゃんはいやな気持ちになるよ」と言っています。その時は「わかった」と言いますが、この前はＢ子ちゃんの近くの場所をＣ子ちゃんに取られただけで、泣いて私のところにきました。娘が極端な態度さえとらなければ、みんな仲良くうまくいっていた教室だったのに、なんだかいやな空気になっている気がします。どう言いきかせたらいいでしょうか。

９才まで　小学校低学年／お友達、学校とのかかわり方

「大らかな目で見守ってあげましょう」
　お子さんは、まだ６歳です。社会性が発達するのはこれからで、今まさにレッスンの真最中です。
　一人の友達だけに執着してしまうと必ずトラブルは起きますが、そういったレッスンこそが社会性を育むチャンスです。見守る親はその瞬間にフォローを入れてあげる事で、成長の手助けができます。フォローのポイントは、その場で促してあげる事です。家に帰ってから「あの時はね…」と諭されても、年齢の小さな子どもはピンときません。「教室のみんなに迷惑がかかるのでは…」と気にせず、対話してあげましょう。

「具体的な対話」
　思惑が削がれて落胆した時には、「残念だったね」と悲しい気持ちに添ってあげましょう。子どもの頭を撫でながら泣くだけ泣かせてあげるのもいいでしょう。悲しい気持ちをしっかり味合わせてから、「Ｃ子ちゃんもあなたと同じように、Ｂ子ちゃんの横に座れない時は泣きたいくらい悲しかったかもしれないね」と、第三者の側に視点を移してあげましょう。
　そして、「みんなと仲良くできるかな」と促しながら、Ｃ子ちゃんの近くに連れていってあげましょう。お子さんの代わりにお母さんが、「Ｃ子ちゃん、近くに座っていい？」と友好的に声をかけてみるのもいいでしょう。たいていは、「うん、いいよ」と受け入れてくれるでしょう。
　Ｂ子ちゃんをＣ子ちゃんと取り合うのではなく、距離を縮めてあげる事で、「みんな」と交える楽しさも分かっていくでしょう。　