叱っているのに心に届いていない?:5歳 | 6才まで保護者の不安、ストレス | 成功する子育てアドバイスQ&A - 学校情報日本の学校

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6才まで 幼稚園の時期  5.保護者の不安、ストレス
Q 『叱っているのに心に届いていない?:5歳』
 来年1年生になる5歳の息子は、他人から見たらいかにもしつけのなってない子です。でも、数えきれないほど注意し、叱ってます。例えば、スーパーなどで走らない!商品をさわらない!友達には嫌がる事をしない!です。他にもありますが、この事は特にやめてもらいたい事です。2歳の妹にもいつもちょっかいをだして泣かせてます。半年後にはもう一人生まれます。どうすれば心に届くか、アドバイスお願いします。
A イラスト「叱り方を変えてみましょう」
 しつけが身に付かない原因は、この場合2通り考えられると思います。1つ目は、叱り過ぎです。常に注意ばかりしていると、子どもは「また始まった」とばかりに聞き流してしまいます。
 2つ目は、お母さんに甘えたいのではないでしょうか。「もっと僕に優しくして」「もっと僕を認めて」という心の裏返しです。親からしてみれば「もう少し良い子にしてくれたら、認めてあげるのに…」と言いたい所ですが、子育ての場合はその逆で、お子さんをゆったり受け止めてあげる事で、お母さんの思いも心に届きます。
 
「具体的な対話」
 まずは叱る量を半分に減らしてみましょう。たとえばスーパー等に行く時には、落ち着いて子どもの目を見て、「お母さんとのお約束を守ってくれる?」と、きちんと対話してあげましょう。その時に親の意向だけを伝えるのではなく、子どもの欲しい物を聞いたり、夕食の相談をしたりしてあげましょう。
 お友達に嫌がる事をした時には、叱る前に言い訳や本人の気持ちを話させてあげましょう。人を叩いたりした時などは、「なるほど、カッとなっちゃったんだね」と気持ちを受け止めてから、「でも叩いちゃダメだよ」と注意は一言付け加えるだけにしましょう。
 妹を泣かさず普通に遊べた時は、「お兄ちゃん、いつも見てくれてありがとう。お母さん助かってるのよ」と喜んであげましょう。
 できれば夜寝る前にはしっかり抱きしめ、「好きだよ」を伝えてあげましょう。情緒を安定させてあげる事で、叱らないといけない事も自然に減っていくでしょう。
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