「本を読みなさい」と言わなくても、本を読み理解ができる楽しみを知っているので自ら本を読みます。「勉強しなさい」と言わなくとも、自ら知りたいことを調べ学んでいきます。考えれば理解できる脳、器を持っており、勉強への努力が少なく済むのです。普通レベルの子が1時間かかって解く問題を5分で解け、勉強が楽しくなります。

人生の節々（ターニングポイント）で知能指数が高いと、いろいろな方向に道が開けています。つまり社会での選択肢が多いのです。その中から自分の好きな道に行くことができます。自分の好きな方向へ行けるということは、その人にとっては幸せなことであり、より満足のいける人生を歩めるということです。逆であれば、社会での選択肢は限られ、自分の望む道に行くことができないかもしれません。

知能指数が高いということは憶える力・考える力があるということです。これらがあれば当然高い学力を獲得することができます。結果として、良いと言われる高校や大学に入れる可能性が高いのです。また、アメリカの心理学者のターマンの調査によれば、知能の高い人は社会にでたら、そうでない人に比べ、高い収入を得る可能性が高いのです。

知能研究所の調査によれば、知能の高い子どものグループは、そうでないグループの子どもと比べ「社会性がある」「情緒が安定している」「自制力がある」「自立している」「温和･理性的である」等の好ましい性格傾向があることがわかっています。