文学部 日本語日本文化学科
文化・文学の研究を通して広い教養と深い知性を養い、日本語運用能力や情報活用能力も身につける。
日本語日本文化学科の特長
- 学べる内容
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日本を文化・文学・言語の視点から研究します。狂言や茶道、いけばな、お香などの日本の伝統文化をその道のプロが直接指導する授業も。中学・高校の国語科教諭、書道科教諭、司書や学芸員になりたい人に。実社会で生かせる日本語運用スキルも身につけます。
■伝統芸道・芸能を体験して学ぶ
茶道・いけばな・狂言・お香といった日本の伝統文化を、各界で活躍される一流の先生方の直接指導で、実際に体験しながら学べる授業です。例えば、お香の授業では、いろいろな香木の香りを聞く「聞香(もんこう)」から、粉末を練って作る「練香(ねりこう)」や匂い袋作りまでを体験します。これまで遠くにあった伝統的な芸道・芸能の世界が、ぐっと身近に感じられる貴重な機会です。伝統文化の知識と作法を身につけながら、日本人の美意識やおもてなしの精神を学んでみませんか。
■近現代文学講読A・B(2年次開講)
『坊っちゃん』を知っている人は多いかもしれませんが、本当の意味で作品を理解したと言える人はどれほどいるでしょうか?意外に知らない50年前、100年前の日本。授業では、明治以降の文学作品を通じてその社会的背景や文化的流行を理解し、作品を読み解きます。
■司書や学芸員などを視野に、専門性を深める学び
司書をめざす「司書課程・司書教諭課程」では、蔵書の整理技術やメディア活用能力を身につけ、図書館に限らず幅広い分野で生かせる力を養います。また、博物館や美術館における専門職員をめざす「学芸員課程」では、特に日本の文化・美術・民俗に詳しい学芸員の養成に力を入れています。
■就職支援のための科目群を開講
本学科独自の「キャリア・リテラシー科目群」を開講しています。1年次から就職に向けて視野を広げ、IT活用スキルなどを身につけます。もっと見る
- 取得資格
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●取得できる資格
高等学校教諭1種免許状(国語)、高等学校教諭1種免許状(書道)、中学校教諭1種免許状(国語)、司書、司書教諭、学芸員もっと見る
- 卒業後の進路
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■中学・高校の国語科教員、高校の書道科教員
■マスコミ・出版・広告(記者・作家・編集者・ライターなど)
■博物館・美術館の学芸員
■図書館司書、司書教諭
■国内外で外国人に日本語を教える教師
■一般企業の事務職・総合職
■公務員(県庁、市役所) などもっと見る
- カリキュラム
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■「古典文化コース」 現代人のルーツを探る
能や狂言などの伝統芸能や美術工芸の世界にふれると同時に、『古事記』『源氏物語』から和歌、漢詩まで幅広く文学作品を研究。多彩な芸術や文学を通して、当時の人々の細やかな心情や春夏秋冬への美意識を読み取り、その背景にある時代の姿を探ります。現代の日本のルーツとなっているさまざまな文化を学ぶことは、国際化の今を生きるうえで確かな礎となるはずです。
■「近現代文化コース」 激動時代の変遷をたどる
幕末から現代までの文芸や美術・映像作品などを通して、西洋文化や戦争の影響を受けてきた日本文化の変遷をたどります。また、都市文化やファッション・マンガ・アニメーションなどのポップカルチャーも全般的に学びます。文学においては、明治期の夏目漱石から現代ミステリー小説まで、各時代を象徴する作品の表現世界を探究します。
■「日本語学・日本語教育コース」 日本語の魅力を研究する
「ぴえん」「バズる」など新しい言葉が次々に登場するのはなぜ? 日本各地にさまざまな方言があるのはどうして? 日本語には、実は不思議な点が数多くあります。それらを言語学の観点から徹底的に研究して解明し、日本語の魅力を再発見します。また、外国人に日本語を教える日本語教師への夢も応援。3年次には国内・海外での日本語教育実習に参加する機会もあります。もっと見る

日本語日本文化学科の概要

- 定員70名
- 修業年数 4年
- 募集女子のみ
- 学費135万5800円 [初年度納入金(2023年度)]
※2023年4月入学者対象のものです。