順天堂大学　本郷・お茶の水キャンパスの詳細情報

の特長

取得資格

■医療看護学部で取得できる資格
看護師、保健師（選択：200名）、助産師（選択：10名程度）、養護教諭2種（保健師資格取得後申請可）、衛生管理責任者（保健師資格取得後申請可）

カリキュラム

医療看護学部は、順天堂の長い伝統と歴史をもつ看護学教育の中で培われた全人教育に基づき、学是である「仁」の精神（自分本位に行動するのではなく、常に他人の気持ちを思いやり、理解し、尊重する心）を基盤にし、身体のみならず「心を癒す看護」を実践できる看護職者の育成を目指しています。豊富で多彩な看護実習（臨地実習）だけではなく、英語教育や海外研修の活用などを取り入れることで、国際的に通用し、広く保健・医療・福祉の分野においても活躍できる人材の育成にも取り組んでいます。

医療看護学部ではカリキュラムを4つのカテゴリーに分類し、4年間で理論と実技のバランスの取れた医療人を育成する学習を行います。
【人間と教養】
大学人として相応しい教養を身につけることを目指します。また、人間の本質と生命の尊厳を学習し、豊かな人間性、社会や自然に対する洞察力、理解力を養い、自ら進んで学習する態度と方法論を学びます。
【人間の健康】
人々の健康とそれを支える社会的仕組みや環境に関する基本的事項を理解します。特に看護にとって必要な基礎医学の知識と、疾病の原因と病態・治療について学びます。
【看護の理論と方法】
看護の理論と実践を系統的に学び、看護実践に必要とされる基本的な知識、技術及び態度を修得します。
【医療看護の統合と発展】
看護に関わる課題やテーマについて、関連分野との関わりを統合して理解し、生涯に渡り自己研鑚する能力を養います。

卒業後の進路

卒業後は看護師・保健師・助産師の国家試験受験資格が得られ、合格することで看護職者として様々な分野で活躍することが出来ます。特に医療看護学部を卒業することで、医学部附属6病院に優先的に就職することが出来ます。各病院はそれぞれに特長ある高度先進医療を行っており、様々な卒後教育を受けることが可能です。さらに、大学院医療看護学研究科に進学することで、附属6病院と連携した高度な看護教育を受けることが出来ます。

独自の学習システム

■臨地実習
臨地実習は講義や演習で学んだ知識や技術を活かし、看護の実践力を身につける学習です。1年次は各附属病院にて1週間、2年次は各附属病院と地域にて合計5週間の臨地実習があります。3年次は約6ヶ月にわたり分野別の実習が、4年次は希望する課題に合わせて3週間の臨地実習を行います。全ての附属病院には学生を教育・指導する看護師が看護臨床教員として配置され、医学部の教員とともに学生の教育・実習指導に当たります。

■海外研修
【米国】
4年次前期の選択科目「異文化の医療と看護（海外研修）」では、米国の研修施設で10日間の海外研修を行います。グローバルな視点での看護実践や研究が展開できるよう基礎的能力を養うことが目的です。
オレゴン健康科学大学（OHSU）とポートランド州立大学（PSU）で講義が行われるほか、OHSUの看護学部、大学院をはじめ、附属病院や研修センターなどを見学します。現地では、PSUの翻訳担当者が通訳をしてくれますが、OHSUの看護学部学生とのディスカッションも行われることから、自ら英語を使って研修に臨む積極的な姿勢が求められます。また、ハイテク利用高齢者施設、入院型ホスピスなど、米国の先進的な施設・設備も見学できるので、充実した海外研修が経験できます。
【タイ】
医療看護学部は、2012年11月にタイのタマサート大学看護学部と学部間協定を締結しました。タマサート大学は1934年に創設された歴史ある総合大学です。看護学部は1996年に設置され、学部生は1学年100人と多くの学生が看護を学んでいます。
タマサート大学には、医学部、歯学部、健康科学部、公衆衛生学部などの医療系学部もあり、学習環境も整備されています。
今後は、タイでの海外研修も予定しており、タイ語の研修、タマサート大学での授業への参加、附属病院や医療施設の見学などの交流プログラムを計画しています。タイの医療や文化の特色を学ぶことを通じて、グローバルな視点を備えた看護職者の養成を目指します。

の概要

※2025年4月入学者対象のものです。

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