【特集】浅尾美和選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

浅尾 美和選手 プロフィール

浅尾 美和選手

ビーチバレー選手 2009年ビーチバレージャパン優勝

PROFILE

1986年2月2日生まれ。三重県鈴鹿市出身。172cm、52kg。エスワン所属。
津商業高等学校では、バレーボール部に入部。一年生の時からレギュラーとなる。二度の全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)出場を果たし、全国高校総体ではベスト16に入る活躍を見せる。高校時代に先輩に付けてもらったコートネームは「キラ」。キラキラ輝くような選手になって欲しいという願いが込められている。高校卒業後、ビーチバレーに出会い、その魅力に見入られ、転向する。2004年には、ワールドツアーイタリア大会、ブラジル大会に出場、2005年には、ワールドツアー日本大会本戦・ポルトガル大会・フランスパリ大会を転戦する。2007年国内ツアー・シーズンランキングで1位。
2009年、MasterCardビーチバレージャパンで優勝。また、ビーチバレー以外の活動でもCMやテレビ出演なども多数。写真集やDVDもあり、その容姿から、“ビーチの妖精”とも呼ばれている。

浅尾 美和選手の学生時代は・・・

同じ目標を持った仲間とバレーが出来ていたのは幸せだった

浅尾 美和選手写真
 父親がバレーボールをやっていて、その影響で始めたんです。小さい時から見に行っていたので、バレーボールが一番身近なスポーツでした。母親もバレーボールをやっていて、そのコーチを父親がやっていました。兄、妹、弟もやっていたので、それこそバレーボール一家だったんです。私は、小学校の頃はスポーツ少年団に入ってバレーボールをやっていました。
中学校ではチームとして成績を残せていなかったんですが、当時、身長が170センチあったせいか三重選抜に選ばれました。県大会にも出たことがないのに、突然、全国大会の舞台に上がってしまいました。でも三重選抜に選ばれたおかげで全国大会の舞台も見られて、その感動・その舞台をもう一回経験したいと思えましたね。
高校は、地元の強豪・津商業に入りました。しかし、高校時代はすごく厳しかったです。毎日部活一色で、家族よりもチームメイトの方が長い時間一緒にいたかもしれないですね。本当に毎日厳しくて、監督に怒られながら練習して、でも全国大会に行きたいからって我慢して。夢で先生に怒られて、今だにうなされて起きるんです(笑)
多分一緒に頑張っている仲間がいなかったら、ここまで頑張れなかったと思いますね。そういうところはチームでプレーするスポーツのいいところだなって思います。

ビーチバレーとの出会い

楽しいけど難しい…でも、この難しいスポーツをやりたい

浅尾 美和選手写真
 高校生の時は目の前のことしか見えてなかったので、卒業後の進路は全然考えていませんでした。しかしバレーボールは好きでしたので、大学に進学してバレーボールしようかなとか、そのくらいにしか考えてなかったですね。
そんな時、初めてビーチバレーに出会いました。今まではずっと体育館の中でバレーをやっていましたが、全く知識がないまま、ビーチバレーを初めて見たときはすごい衝撃を受けましたね。外で風を受けながらバレーをするっていうのがすごく気持ちよくて、最初は楽しいなって思いました。バレーボールでは全国大会にも出たので、少しは自信があったのでパスぐらいは出来ると思っていましたが、風が吹くとすごくボールがぶれるんです。今まで風の計算なんてしたことありませんでした。楽しいけど、難しい。でも、この難しいスポーツをやってみたいなと思い、ビーチバレーにチャレンジすることを決めました。
毎日の生活リズムは基本、早寝早起きです。練習のために、6時か6時半には起きますね。自分たちの専用のコートは無いので、自分でコートの使用申請をします。ビーチバレーのコートは予約とか出来ないんですよ。朝、自分で許可を取りに行かないとダメなんです。コート自体もそんなに数がないので、取り合いになったりします。そうなると、電車に乗っていても「あ、あの人ビーチバレーのボール持っている…、あの人より早く行かなきゃ」みたいな感じで、みんながライバルですね(笑)。

浅尾 美和選手からのワンポイントアドバイス

まずはビーチバレーを好きになって欲しいです

浅尾 美和選手写真
 同じバレーボールと名前が付いていますけど、インドアのバレーボールとは、全然違うスポーツだと思います。

(1)まず砂に慣れよう!
ビーチバレーを始めるにあたって、まず私がしたことは、ずっと海にいることです。海に長い時間、朝の9時から夕方4時くらいまでずっといました。自分の練習が終わっても、他の人が練習するのを見たりするのも凄く勉強になりました。砂の上を走るのはできるんですが、走りを止めるっていうことが出来なくて…すべってしまうんですね。だから砂を噛む、足で噛むっていう感覚がすごく重要です。長い時間砂浜にいると、ジャンプする時やレシーブで止まる時の感覚が分かってくると思います。

(2)風を計算しよう!
解放感も最初は気持ち良かったんですが、風の影響でこんなに難しいものになるとは思っていませんでした。風というのは時間によっても変わりますし、大きな建物があると風が回ったりとか、コートによって、グッドサイド・バッドサイドが出てきたりで、最初の頃はパニックでした。

まずはビーチバレーを好きになって欲しいですね。好きになればなるほどいいと思います。ビーチバレーは難しいです。難しいですけど、だからこそ楽しいんです。ビーチバレーは自分自身が上手くなっていくのを、すごく感じる事が出来るスポーツです。こんなに飛べるようになった、こんなスパイクが打てるようになった、私すごく上手くなったというようなことを自分で感じられるから、そこがまた楽しいところだと思います。そういう気持ちを持っていれば、必ず、上手くなると思いますし、結果もついてくると思いますので、それを忘れずに頑張ってください。

浅尾 美和選手からみんなへメッセージ

意思を曲げないで、待っていれば、必ずチャンスは来る

浅尾 美和選手写真
 私はビーチバレーをやっている中学生や高校生の子たちから、目標とされるような選手になりたいんです。私も、みなさんに憧れて貰えるように頑張っていますので、みなさんも、一緒に頑張りましょう。今は高校の中にビーチバレーのコートがあったり、マドンナカップっていう高校生の全国大会があったり、ビーチバレーに力を入れている高校が増えていますしね。
常に上手くなりたいという、強い気持ちを持つことと、いろいろな人への感謝の気持ちを忘れずにやっていけば、絶対道は開けると思っています。私は時には自分のわがままを通してきたりもしましたが、そういったことがあって、私は三重選抜に選ばれて、全国大会に行くことが出来ました。意思を曲げないで、待っていれば、必ずチャンスは来ると思います。そして、その時には、絶対協力してくれる人が出てくると思います。絶対頑張っていればいろいろな人が理解をしてくれますから。そういう気持ちをずっと忘れずに持っていてください。私も頑張ります。

※プロフィール等は2011年11月時点のものです。

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浦田 聖子選手
浦田 聖子選手(ビーチバレー選手 2010年ビーチバレージャパン優勝)
失敗を恐れず、目標を持って挑戦してほしい
朝日 健太郎選手

2011年11月

朝日 健太郎選手(ビーチバレー選手)
壁にぶつかっても楽観的に捉えること!

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一