【高校生の最新ニュースをお届け!】善きことをした高校生達|日本の学校

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

最新のニュース
 左沢線開通100周年 記念の「駅からハイキング」企画・実施 山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさんnew
 自転車発電でスマホ充電 観光客にSDGs啓発 長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさんnew
 アットホームな心で貢献活動 駅のベンチに手作りの座布団(ソックマット)寄贈 群馬県 長野原高校 家庭クラブ・専門教科家庭科の授業選択者・ボランティアの生徒たちnew
 地域活性化へ叡電乗客に発信 京都岩倉の魅力映像、校舎に投影 京都府 北稜高校 生徒会のみなさんnew
 不要の服を無料譲渡 「服活」を通して環境配慮の消費社会実現へ 徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさんnew
 1年かけ創作 木製知育玩具、名古屋市科学館へ寄贈 長野県 木曽青峰高校 インテリア科3年生のみなさん
 叡山電鉄にベンチ、テーブルを寄贈 沿線伐採木で製作 京都府 北桑田高校 京都フォレスト科のみなさん
 山の環境守りたい 携帯トイレ入りガチャガチャ製作 長野県 長野工業高校 長光プロジェクトのメンバー
 感謝の思い込め 地元みやまの美味しい食材で弁当考案 福岡県 山門高校 食物部のみなさん
 学校給食1人年間17.2キロも廃棄。食品ロスゼロへ、地域に訴え 北海道 Whose×Foods Projectのみなさん

山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさん

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「地域を掘り起こし、地域に根ざせ 左高生」をキャッチコピーとする山形県立左沢高校。生徒も地域の将来を担うべく、勉学に勤しむとともに、地域の魅力を発信するためのさまざまな取り組みを進めている。

今年4月23日には、有志生徒が、北山形駅から左沢駅を結ぶJR左沢線の全線開通100周年を記念する「駅からハイキング」を実施した。

100周年を祝う多彩なイベントが企画される中で、JR側からハイキングの企画を提案され、8人の生徒が「やります」と声を上げた。

8人は、1月から放課後などに集まり、沿線の歴史や文化を学べるコース設定を検討してきた。生徒たちが考えたのは「知っているけれど、行ったことのない場所」で、選んだのは、左沢藩城下町や斎藤茂吉の歌碑、最上川を望む左沢楯山城史跡公園など8か所。ボランティアガイドらの監修を受けながら、最上川舟運の歴史、左沢町場の景観などを案内するための資料作成にも取り組んだ。

ハイキングのタイトルは「左沢線100周年~ぷくちゃんと歴史大冒険!!」。「ぷくちゃん」は地元大江町で発見された「ヤマガタダイカイギュウ」化石のレプリカの愛称。

当日はあいにくの雨だったが、左沢駅に集合した約30人の参加者を生徒たちは笑顔で出迎え、ハイキングをスタート。コース終盤の旧最上橋に着く頃には雨も上がり、満開の桜を満喫できた。

初めはうまく案内できるか不安だったという生徒たちだったが、参加者との会話も弾み「お客様の笑顔を見ることができうれしかった」と言い、今後も地域のイベントなどに参加し、左沢の魅力を発信していきたいと意欲を見せていた。
(2022年5月掲載)

長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん

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長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん1
長野県長野工業高校では、生徒による地域貢献活動に加え、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みにも力を注いでいる。NAGANO SDGs PROJECT「10代からの提言」には、多くの生徒が応募したほか、今年1月、物質化学科と情報工学科の生徒がタッグを組み作成した「デジタル版よりよい防災マップ」が、信州SDGsアワード2021で県知事賞を受賞するなど、実績を重ねている。

3月には、機械工学科課題研究班「長光プロジェクト」の生徒が制作したスマホ充電用自転車など6台を、長野市に寄贈した。

昨年12月、市から、善光寺御開帳に訪れる市民や観光客に「持続可能な社会づくり」について考えてもらうことを目的に制作の依頼を受け、6人の3年生が手を挙げた。

6人は市提供の放置自転車を再利用。分解してサビを落とし、車体の色を御開帳の雰囲気に合わせ黒に塗り替え、後輪に発電用のローターを取り付け、約3カ月かけて充電用自転車に改良した。

3月30日に市に引き渡された自転車は、26インチと27インチの大人用5台と、24インチの子供用1台で、4月2日から始まる善光寺御開帳2022「日本一の門前町大縁日」の会場、セントラルスクゥエアとトイーゴ広場に設置された。ペダルをこいでローターを回転させて電気を起こし、スマホに充電するもので、5月29日までの土・日・祝日に無料で利用できる。

会期中、多くの観光客などが充電に挑戦。整備した生徒によると、約1時間こぐと約20%充電できるといい、「人力で電気を生み出す大変さを実感して、電気の大切さを知ってほしい」と話す。そして、楽しみながら持続可能な社会、SDGsを考えるきっかけにしてもらえればと、願っていた。
(2022年5月掲載)
長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん2長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん3長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん4
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北海道 旭川東高校 2人の2年生1
日本最北の動物園で外国人観光客にも人気の「旭川市旭山動物園」が、コロナ禍による休園や入国制限で、来園者数の大幅減という苦境に立たされている。「旭山動物園はいつも感動を与えてくれた。恩返しがしたい」と、北海道旭川東高校の2人の2年生(現3年生)が立ち上がった。きっかけは2021年度の「総合的な探究の時間」で、旭山動物園をテーマに選んだこと。2020年度の来園者が前年度の約4割だったことを知り、支援方法を探る中で導き出した答えが、インターネットを通じて旭山動物園の現状を発信し、援助金を集めるクラウドファンディング(CF)だった。

2人は「旭山動物園応援プロジェクト」と名付け、昨年6月、同園のスタッフにCFの概要や返礼品について説明し、賛同を得た。

その後の約7ヶ月間は準備期間に当て、支援者への返礼品を考案。同園の動物たちの写真を使った缶バッチ、クリアファイルや、旭川東高校と旭山動物園のコラボTシャツ、同校美術部の生徒が描いた動物の絵のポストカードなど39種を用意した。

そして今年の1月17日から3月26日まで500万円を目標にCFをスタート。地元高校生の「恩返しを」との思いに支援の輪が広がり2週間で達成。ネクストゴールを1000万円に設定。最終日の3月26日までに約1500人の支援により約1130万円の資金を集めることができた。3カ月分のエサ代として活用してもらう予定だ。同園のスタッフは「地元高校生が旭山動物園を思ってくれていることがうれしかった」という。2人は「力を貸してくれた多くの支援者や動物園の関係者たちに感謝したい」と笑顔で話していた。
(2022年4月掲載)
北海道 旭川東高校 2人の2年生2北海道 旭川東高校 2人の2年生3北海道 旭川東高校 2人の2年生4
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群馬県 長野原高校 家庭クラブ・専門教科家庭科の授業選択者・ボランティアの生徒たち

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群馬県 長野原高校 家庭クラブ・専門教科家庭科の授業選択者・ボランティアの生徒たち1
「あっとほーむ長野原」をキャッチフレーズとする群馬県立長野原高校。地域とも、アットホームな気持ちで交流を続けている。2008年度より群馬県教育委員会から「ぐんまコミュニティー・ハイスクール」~地域に親しまれる高校を目指した、「ふれあいと信頼」の学校づくり~の指定を受けている。生徒たちは長野原町の様々なイベント参加や花いっぱい運動、地域のこども園や子ども館での大型紙芝居の実演や読み聞かせ、草津温泉の最寄駅JR「長野原草津口駅」の定期的な清掃や特別養護老人ホームでの利用者との交流・手伝いなど、地域社会への福祉・貢献を目的とした活動に取り組んでいる。長野原草津口駅への手作りの座布団寄贈もその一つで、定期清掃と共に10数年続く活動だ。2019年には、JR東日本から感謝状が贈られている。

今年は、3月22日に専門教科家庭科の授業選択者やボランティアで作成した代表生徒4人が同駅を訪れ、座布団21枚を贈った。靴下の端材を編み上げて作る座布団で、完成するまでに2~3時間ほどかかるという。毎年、様々な色合いの座布団がベンチに並び、利用する乗客からは「なんかほっこりする。柔らかくて心地いい」と好評だという。

生徒たちは、今後も地域に愛される高校を目指して、駅に訪れる人々に喜んでもらえる活動を継続して取り組んでいきたいと話している。
(2022年4月掲載)
群馬県 長野原高校 家庭クラブ・専門教科家庭科の授業選択者・ボランティアの生徒たち2
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京都府 北稜高校 生徒会のみなさん1
京都府立北稜高校は、地元岩倉の活性化に向けた学びを進めている。生徒たちは、総合的な探究の時間「北稜探究」では、地域の課題解決力を伸ばす力を育み、「岩倉の地域活性化プロジェクト」では、SDGs(持続可能な開発のための目標)の一つ「住み続けられるまちづくり」達成に向けた提案を行っている。

心に残る高校生活の創造を目指す生徒会も、地域と連携したプロジェクトを企画、実践している。

今年2月10日には、地域の魅力を映像化し、校舎に映像を投影する「プロジェクションマッピング」を実施した。学校近くを通る叡山電鉄の乗客に見てもらい、岩倉の良さを知ってもらうことで活性化につなげるのが目標。

1学期に制作をスタート。生徒たちはプロジェクションマッピングは初心者なため、京都光華女子大学のメディアラボに通い、キャリア形成学科の教員の指導で作り方などを学んだ。映し出す映像の素材は、学校が保存していた桜やアジサイ、紅葉、祭りなど岩倉の四季や風景の写真を使用。約3分半の作品に仕上げた。

そして当日の夕方6時から約1時間半、校舎の北側、高さ約10m、幅約50mの壁面に、岩倉の四季の彩りを映し出した。

叡山電鉄もこの企画に協力。電車が同校前を通過する間、スピードを落とし、アナウンスを行い、冬の夜空の元、高校生作のプロジェクションマッピングが乗客たちを楽しませた。

コロナ禍で「今、地域に喜んでもらえることは何か考えながら取り組んだ」という生徒会。今後も岩倉の魅力を発信するため「できることを実行したい」と話していた。
(2022年4月掲載)
京都府 北稜高校 生徒会のみなさん2京都府 北稜高校 生徒会のみなさん3京都府 北稜高校 生徒会のみなさん4
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徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさん

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徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさん1
徳島県立那賀高校は「エシカル教育の充実」を重要目標の一つとし、「『エシカル消費』を世界へ・未来へ」をテーマにした教育を進めている。生徒も多彩な活動を行っており、エシカルクラブの生徒たちは、社会や環境を配慮したエシカル(倫理的)消費の普及を目指すべく、その中心的活動として「服活」に取り組んでいる。

「服活」とは、不要となった衣服を回収し、新たな活用の場を与える活動。回収は生徒や教職員への呼びかけに加え、地元那賀町の広報誌やショッピングモール、個人店などの協力を得て、地域住民などから古着の寄付を受け、検品、サイズ別に仕分けして図書館や各種イベントなどで展示し、必要とする人に無料譲渡するもので今年で6年目。2020年度までに4500着、2021年度は3600着を譲渡したという。

「状態のいい服をそろえているので、幅広い世代の方にお譲りできれば」「服活を通して、環境にやさしい生活『エシカル消費』について理解していただき、この取り組みに参加してもらえたら」と話す。

リピーターや回収協力店も増えているといい、「服活」を基盤にしたエシカルの輪の広がりに、手応えを感じている様子だ。

同部は、回収した衣服の一部を海外に送り、現地の雇用促進やポリオワクチン購入などの国際支援に役立てる「古着deワクチン」活動に参加。また、縫製会社から提供された残反でエコバッグや防災リュックを製作し、イベントなどで配布。地元産の阿波晩茶で染めたガーゼマスクを近隣の高齢者施設に提供するなど、様々なエシカル活動を実践。これらの活動が高く評価され、2021年度のACAP消費者志向活動表彰で「選考委員奨励章」を受賞した。
(2022年4月掲載)
徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさん2徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさん3徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさん4
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長野県 木曽青峰高校 インテリア科3年生のみなさん

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長野県 木曽青峰高校 インテリア科3年生のみなさん1
長野県木曽青峰高校インテリア科では、2013年度から木曽川上下流交流「名古屋市科学館との連携プロジェクト~知育玩具の開発~」を進めている。3年生の課題研究の一つで、手作りの木製おもちゃを市科学館に寄贈する取り組みだ。

この活動は、「木曽川流域みん・みんの会」が企画。木曽川上流の高校生が作った木製玩具で、木曽川下流の子供たちが遊ぶことで、流域の人々の連携を図ることを目的とし、同科ではこれまで科学館に26点を贈呈している。

9回目となる今年度は、3人の生徒が科学館向けの玩具作りに挑戦。「動かす」「手を使って遊ぶ」をテーマに、2021年4月から製作をスタート。コロナ禍で科学館への訪問を見合わせ、オンラインで同館スタッフや関係者の助言を受けながら試作を重ね、歯車を回してボードを傾け、障害物を避けながら玉を転がす「上げ下げ障害物」、木の棒が付いた複数の板を小刻みに動かしながら玉を転がす「くみかえたまころがし」、二つの筒を使い、左右で模様が異なる「双眼鏡風万華鏡」を、1年かけて完成させた。

「木曽から贈るので地元産のヒノキやサワラを使った」という生徒たちは「知育玩具として簡単すぎず、子供が使うので難しすぎないようバランスを意識した」「視覚を使って遊べる玩具が少なかったので、見て楽しめるものを作りたかった」「発育に適したおもちゃができた。親子や友達と一緒に楽しんでほしい」と話す。

今年2月18日、名古屋市科学館でオンラインによる贈呈式を開催。事前に宅配便で発送したおもちゃは、同館のウッディプレイランドに設置され、子供たちに自由に遊んでもらう予定だ。
(2022年3月掲載)
長野県 木曽青峰高校 インテリア科3年生のみなさん2長野県 木曽青峰高校 インテリア科3年生のみなさん3長野県 木曽青峰高校 インテリア科3年生のみなさん4
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京都府 北桑田高校 京都フォレスト科のみなさん

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京都府 北桑田高校 京都フォレスト科のみなさん1
京都丹波高原国定公園内に位置する京都府立北桑田高校は、2022年2月、林業を一貫して学ぶ京都フォレスト科の生徒が作製した木製のベンチとテーブルを、叡山電鉄に寄贈した。地域の木材や国産材の利用拡大を目指す京都府森林組合連合会などと連携した取り組みで、今回の活動には、叡山電鉄鞍馬線沿線の森林から伐採された木材が使われている。

叡山電鉄は、2020年7月の豪雨により、鞍馬線貴船口駅付近で起きた大規模な土砂崩れや倒木などの影響で、一部区間が1年以上も運転を休止する事態となった。こうした事故を未然に防ぐため、京都市では沿線の立木を伐採し、根をしっかり張るイロハモミジなどの広葉樹の植栽を進めており、今回使用した木材も、市が伐採した沿線のスギが活用されているという。

生徒たちは皮付きの原木丸太の状態からすべての加工工程を実施。クギを一本も使わず、表面は木目を生かし、紅葉のイラストを刻印するなど、叡山電鉄沿線の風光明媚な景色をイメージしたデザインに仕上げた。

一から設計することや,手触りがよくなるまで磨きあげるのが大変だったという生徒たち。半年かけて完成させたベンチ8基とテーブル5台は、叡山電鉄鞍馬線の貴船口駅の待合室とホームに設置され、観光客など多くの乗降客に使用され、木の温かみを感じると好評という。
(2022年3月掲載)
京都府 北桑田高校 京都フォレスト科のみなさん2京都府 北桑田高校 京都フォレスト科のみなさん3
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長野県 長野工業高校 長光プロジェクトのメンバー

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長野県 長野工業高校 長光プロジェクトのメンバー1
長野県長野工業高校機械工学科3年生による「長光プロジェクト」は、メンバーたちの創意と工夫に満ちたモノ作りで、長年地域社会に貢献してきた。

現在メンバーが取り組んでいるのが、カプセルに携帯トイレを封入した「ガチャガチャ」の製作。

昨年2月、課題研究を決める際、担当教諭から「携帯トイレを入れた自販機を山に設置したいという話がある」と声をかけられたことがきっかけ。教諭によると、環境省戸隠自然保護官事務所と山の環境問題について話し合う中で、今回の取り組みを提案されたという。メンバーは、登山口などに置き、山登りに訪れた人に手軽に購入してもらうことで、山の自然環境を守る意識向上を図りたいと話す。

メンバーは製作するにあたり、携帯トイレを持たない登山者のし尿で水質が汚染されるだけでなく、栄養状況が変わることで周辺の食性に影響を及ぼし山の環境が悪化することや、使用済みのトイレットペーパーの散乱で、景観が損なわれることなどを学んだ。

そこで1日も早い完成を目指し、課題研究の時間や放課後も製作。おもちゃのガチャガチャを分解したり、実際の製品の構造なども調べた。精度を求められる部分は3Dプリンターを使うなど試行を重ね、本体には学校にあったステンレス製の箱を再利用する工夫も。コロナの影響で作業できないこともあったが、2022年度中に完成させる予定だ。

同校生徒の取り組みに感謝したいという戸隠自然保護官事務所では、このガチャガチャで携帯トイレを入手することが、山の環境保全につながると話している。
(2022年3月掲載)

福岡県 山門高校 食物部のみなさん

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福岡県 山門高校 食物部のみなさん1
創立110年の歴史を誇る福岡県立山門高校。地元みやま市唯一の高校として、生徒も地域との連携に努め、学びや部活動などでの成果を、社会貢献活動などに発揮している。

その中で食物部は2021年9月、市と地元企業が運営する会社「みやまスマートエネルギー」と共同で「みやま高校生お弁当プロジェクト」を立ち上げ、市特産の食材を使った弁当「みやまの玉手箱」を考案。今年1月30日に、市内のコミュニティースペース「さくらテラス」で販売会を実施した。

同部は、校内の調理室で作った菓子を、秋の文化祭などでの販売とおもてなしの心を育む活動に取り組んできたが、コロナ禍で調理室での活動ができなくなったため、名札マスコットの製作や活動計画作りを進めてきた。そこに持ち込まれたのが、地域づくり事業の一環としてのお弁当プロジェクトだった。部員たちは「これまでの成果を多くの人に知ってもらえる」と参加を決めた。

肥沃な土地で育った市特産の農産物の中から、部員たちが食材を選択。メニューの開発や試作は各自の自宅で行い、その写真を顧問や部員に送り検討を重ねた。

関係者が集まったおかずのプレゼンテーションで部員たちは「この活動を通して、みやま市の特産物について知ることができた」と言い、弁当3案とデザートを提案。弁当告知のチラシデザインも部員が考えた。

「みやまの玉手箱」と名付けられた弁当の販売会では、3品入りの350円と6品入りの650円の2種類、計100個を用意。コロナの感染拡大のため販売会に立ち会えなかった部員たちは「お弁当を通して、私たちの感謝の思い、みやまの食材の美味しさを伝えられたら」と願っていた。
(2022年3月掲載)
福岡県 山門高校 食物部のみなさん2福岡県 山門高校 食物部のみなさん3
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北海道 Whose×Foods Projectのみなさん

北海道 Whose×Foods Projectのみなさん1
2021年12月26日、北海道静内町の生活センターで、地域住民とおにぎりのぬいぐるみを作って、食品ロスの深刻さを実感するイベントが開催された。実施したのは、地域の高校生で構成する「Whose(フーズ)×Foods(フーズ)Project(プロジェクト)」のメンバーだ。

同プロジェクトが組織されたのは2019年6月。メンバーの一人が飲食店でアルバイトをしていた際、日々、大量の食品が捨てられる実態を知ったことから、「高校生の私たちにも出来ることがあるはず」と、食品ロスに興味のある生徒共に立ち上げた。

食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食べ物のこと。学校給食も例外ではなく、環境省によると、2013年度の全国の学校給食での食品廃棄量は年間一人当たり約17・2キロ。一個100グラムのおにぎり172個分にもなる。そこで同プロジェクトでは、地域住民にも食品ロスのことを知ってもらおうと、「おにぎりのぬいぐるみ」を作って表現するイベントを企画。昨年12月の活動では、親子連れや小学生など約20人が参加し、裁断したフェルト生地を縫い合わせて綿を詰め、おにぎりの形をしたぬいぐるみを20個製作。お菓子釣りやビンゴなどで交流を楽しんだ。

参加者は「好き嫌いしないで食べてもらいたいなと思った」。小学生は「縫い方が難しいところもあったが、高校生のお兄さん、お姉さんが優しく、分かりやすく教えてくれた」と笑顔に。

メンバーは、今後も地域の人々と協力し、172個を完成させる予定と言い、「後輩たちにもこの活動について理解してもらい、持続可能な活動にしていってほしい」と話していた。

なお、完成したおにぎりのぬいぐるみは、今年3月にオープンしたコープサッポロ静内店に展示されている。
(2022年3月掲載)
北海道 Whose×Foods Projectのみなさん2
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