
善きことをした高校生達
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世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
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開業50周年 地元スキー場の3つの季節描く絵画制作
岩手県 北桜(ほくおう)高校 美術部のみなさん
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2024年4月、福岡工業高等学校と一戸高等学校が統合し、開校した岩手県立北桜高等学校。生徒たちは両校の伝統である地域交流や貢献活動に力を入れている。
2025年度も、一戸町で開館100年を超える映画館「萬代館」でのチャレンジショップの他、地域清掃や近隣中学校への出前授業など、活動内容も多彩だ。
美術部が取り組んだのは、2024年に奥中山高原のスキー場が開業50周年、ホテルが開業30周年を迎えた記念にベニヤ板(縦182cm、横91cm)3枚に描いたアクリル画。それぞれ高原の夏、秋、冬の3つのシーズンをイメージしている。
制作のきっかけは、施設の運営会社が同校に依頼、10人の部員が担当することになった。
部員たちは絵の構想を練るため奥中山高原に足を運び、風景や自然、環境などを確認。10人は3班に分かれ、1月から制作を始めた。
基本的な構図は同部の部長が、夏は「緑が揺れている高原」、秋は「茜色の夕暮れ」、冬は「奥中山スキー場」をテーマに考えた。
3枚の絵には白い太陽が印象的に配置され、夏は、緑の濃淡で高原や空と雲を表現し、高原を走る犬とジェラートを持つ少女2人が。秋は、紅葉の高原で茜色に染まる空を見つめる少年に、絵の鑑賞者に語りかけるように正面を見つめるキツネが。冬は青を基調に、スノーボードに乗る少女、ソリを持つ少年に雪だるまとウサギがかわいらしく描かれている。
7月に完成し、ホテルの食堂に展示された3枚の絵を前に、部員たちは「訪れた方の記憶に残るよう、思いを込めて描いた」「私たちの地域を愛する心と誇りに思う熱い気持ちも感じてもらえれば」と話していた。
(2025年10月掲載)
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