【高校生の最新ニュースをお届け!】善きことをした高校生達|日本の学校

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

最新のニュース
 組子細工を宮島土産の新定番に 木工技術駆使、商品化目指す 広島県立宮島工業高等学校 インテリア科のみなさんnew
 離島の古民家を宿泊施設へ整備改修 島民と観光客の交流拠点に 愛媛県 弓削(ゆげ)高校 起業部のみなさんnew
 特産の銚子メロンを使った贅沢コッペパン開発 販売会で完売 千葉県 銚子商業高校 商業科のみなさんnew
 「なりすまし詐欺」に注意を! 黒板アートで訴え 福島県 会津学鳳高校 美術部のみなさんnew
 島内一美味しいアンダギー開発 県産黒糖消費拡大に期待 沖縄県 八重山農林高校 アグリフード科3年生のみなさん
 地元産木材でプレート製作 木の温もり感じてと保育所に寄贈 三重県 伊勢工業高校 高校生工務店のみなさん
 虹の松原の再生保全活動に最高評価 文科大臣賞や奨励金 佐賀県 唐津南高校 虹の松原プロジェクトのみなさん
 稲を食い荒らすジャンボタニシを間伐竹と肥料化 地域も期待 京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん
 東北に届けるお米 11回目の今年も苗の手植えから心込め育成 兵庫県 豊岡総合高校 インターアクトクラブのみなさん
 町盛り上げレシピ 特産イチゴのスムージーとSDGsなスープ開発 山口県 田布施農工高校 食品科学科のみなさん
 左沢線開通100周年 記念の「駅からハイキング」企画・実施 山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさん
 自転車発電でスマホ充電 観光客にSDGs啓発 長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん

広島県立宮島工業高等学校 インテリア科のみなさん

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広島県立宮島工業高等学校 インテリア科のみなさん1
1962年創立の広島県立宮島工業高等学校。「技心」を校訓に、ものづくりの心を深め、地域に貢献する技術者の育成に努めている。

インテリア科の生徒も豊かな感性とアイデアで設計、デザインした家具などを、地域の保育園や小学校などに寄贈する活動を推進。さらに地域活性化に役立つ活動にも注力しており、日本の伝統工芸品「組子細工」を、宮島の新たな土産品にするための商品開発を進めており、さらに地域の新たな産業として根付くことを目指している。

組子細工は、細く加工した木片を釘や接着剤を使わずに幾何学的な文様に組み付ける木工技術。わずか0.1mmのズレでも組みつけできなくなるため、良質な材料を選別できる目と精巧な技術の習得が必要という。

同校のインテリア科は、全国の高校で初めて工作機械「ラジアルソー」を導入。これまで職人の手作業で行っていた組子細工を自動で刻むことが可能となった。4月から2、3年生が授業で組子細工の制作に取り組んでおり、本年度は麻の葉、胡麻の実、桜の花の柄で、3種のコースターを制作。

生徒たちは、組子細工の魅力と組み立てる楽しさ、宮工生の木工技術の力を知ってもらおうと、はつかいち観光協会の協力を得て、6月に宮島口旅客ターミナルで体験教室を開催。観光客らが生徒たちの指導で細かな木片を手に、直径10cmのコースターづくりに挑戦した。来年1月までに10回ほどの体験教室を開く予定で、参加者の組子細工の体験やコースターについての感想などをベースに、本年度中の商品化を目指す。「組子細工は様々な柄がデザインでき、見飽きない」と話す生徒たち。歴史ある宮島の土産品として定着できるよう力を合わせ頑張りたいと話している。
(2022年7月掲載)
広島県立宮島工業高等学校 インテリア科のみなさん2広島県立宮島工業高等学校 インテリア科のみなさん3
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愛媛県 弓削(ゆげ)高校 起業部のみなさん

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愛媛県 弓削(ゆげ)高校 起業部のみなさん1
2021年4月、愛媛県立弓削高等学校の1~3年生9人が、地域の課題解決などを目的に起業部を創設。部の名の通り、部員たちは現在、瀬戸内海に浮かぶ離島上島の古民家を改修し、宿泊施設として運営するプロジェクトに取り組んでいる。

きっかけは、古民家の所有者が千葉県在住のため空き家同然となっており、維持管理を兼ねて宿泊施設を運営してみてはと、古民家近所のゲストハウスオーナーから打診され、部のプロジェクトとして挑戦することになった。

古民家は築約90年の木造平家で、昨年7月から清掃や庭の手入れ、ふすまを新しくするなど、地域住民や弓削中学校の生徒、山口大学、都留文科大学の学生などの協力を得て、宿泊施設に再生させるための整備改修を進めた。この間、地域の問題や観光資源についての調査、近隣の関係施設への取材、宿泊希望者へのヒアリングなどを実施し、宿泊施設運営のためのプランづくりを行った。

古民家の持ち主の名前から「ねぎねぎ」と名付け、今年4月から試験的に宿泊者を受け入れた。宿泊客は、部員たちお薦めの昔ながらの縁側や五右衛門風呂体験、島民との交流も楽しくプチ移住した気持ちになったと笑顔に。部員たちは、今後も充実した島暮らし体験ができるよう改善に努め、情報発信にも力を入れたいと話す。

同部のこのプロジェクトは、今年7月、「社会共創コンテスト2022」(愛媛大学社会共創学部主催)で、地域課題部門のグランプリを受賞。「ねぎねぎ」は地域のコミュニティスポットとしての役割も担っており、地域活性化への一助となることが期待されると、高く評価された。
(2022年7月掲載)

千葉県 銚子商業高校 商業科のみなさん

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千葉県 銚子商業高校 商業科のみなさん1
千葉県立銚子商業高校では、2014年から商業科と情報処理科3年生の課題研究として、地域活性化を図る「銚商夢市場プロジェクト」を進めている。地元産食材を使った商品開発も展開。これまで地元企業と共同で「銚子電鉄ぬれ煎餅アイス」や「銚子キャベツメロンパン」などを商品化している。

その生徒たちが、現在、取り組んでいるのが濃厚な甘みと香りが特徴の「銚子メロン」を使ったスイーツの開発だ。

2021年には、商業科の生徒と地元老舗製菓舗が連携して「銚子メロンのマリトッツォ」を考案。市内での販売会では限定240個を1時間で完売するほどの人気だった。

そして今年、同製菓舗とコッペパンに大ぶりのメロンと生クリームを挟んだ「銚子メロンコッペ」を開発した。商業科の3人の生徒が企画。提案を受けた製菓舗が、生徒のアイデアを生かし試作を重ねた。メロンは活動に賛同した農協と生産者組合が提供。当初、小さく切ったメロンを数個挟んでパッケージに入れたところ、見た目が良くなかったことから、8分の1カットのメロンを使うことにした。

同校での完成披露会で生徒たちは「ワッフルにクリームとフルーツを挟んだものがはやっていて、コッペパンなら手軽に食べられると思い企画した」「メロンが大きくてぜいたく。クリームとメロンの相性も良く、パンもふわふわでおいしい」とアピールしていた。

6月と7月に各2日間、銚子市内のスーパーで限定150個、税込み450円で販売し、メロンの自然な甘さが楽しめるとすぐに完売。店頭に立った生徒たちは「もっと銚子を盛り上げる企画を考えたい」と意気込んでいた。
(2022年7月掲載)
千葉県 銚子商業高校 商業科のみなさん2千葉県 銚子商業高校 商業科のみなさん3
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福島県 会津学鳳高校 美術部のみなさん

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福島県 会津学鳳高校 美術部のみなさん1
創立以来約1世紀の歴史を誇る福島県立会津学鳳高校。「絵本の読み聞かせ隊」など、生徒を中心にした地域貢献活動に積極的な学校として知られている。

美術部も多彩に貢献活動を展開しており、今年度も、会津若松署の依頼で「なりすまし詐欺(特殊詐欺)」の被害防止を訴える黒板アートを制作した。

同部は「黒板アート甲子園2019」で最優秀賞を受賞するなど全国有数の強豪校で、今回は1、2年生の有志生徒が挑戦した。

5月11日、同署生活安全課の署員から詐欺被害の実態についての講話を聞いた後、4班に分かれ、どう表現すれば高齢者に「なりすまし詐欺」の危険性を理解してもらえるか、アイデアを出し合いながら作品の制作に取り組んだ。

部員たちが心掛けたのは、被害を受けやすい高齢者が一目で分かるよう、はっきりした色使い、メリハリのあるデザインにすること。

サギ(鳥)の詐欺師の携帯電話に操られ、ATMにお金を振り込もうとするネズミのお年寄りを止める犬のおまわりさんを描いた班や、悪魔に導かれ、お金を振り込もうとする高齢者に気づかせるためATMがSTOPの文字を現した班など、各班ともインパクトある作品に仕上げた。

6月、同校美術室で行われた披露会に出席した同署長から、感謝と労いの言葉を受けた部員たちは、「もし被害に遭いそうな時は、私たちの絵を思い出してもらえれば」と話す。同署では4作品をチラシやポスター、ファイル、ポケットティッシュの同封物などに印刷し、詐欺被害防止の広報活動に活用することにしている。
(2022年7月掲載)
福島県 会津学鳳高校 美術部のみなさん2
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沖縄県 八重山農林高校 アグリフード科3年生のみなさん

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沖縄県 八重山農林高校 アグリフード科3年生のみなさん1
沖縄県立八重山農林高校のアグリフード科では、プロジェクト学習を通して生徒が地域の特産品や特徴を活かした商品開発を行い、企業と連携して商品化に繋げる教育を進めている。

今年5月、同科の3年生5人がサーターアンダギーを持って竹富町役場町長室を訪問した。昨年9月、同町が県内で在庫過多となっている黒糖の消費拡大につながる商品開発を、同高に依頼。5人がおよそ半年かけて仕上げた試作品で、試食した町長は「今まで食べた中で一番おいしいかも」と絶賛し、町の名物として普及させたいと話す。

竹富町によると、コロナ禍で観光と外食需要が急減。黒糖の消費も減少して在庫過多となり同校に相談。5人がプロジェクトチームを立ち上げた。

5人はまず沖縄の菓子9種の認知度を調査。1位のサーターアンダギーを開発テーマに選定。油に揚げる温度や時間、黒糖の配合割合の調整などの試作を繰り返し「外はサクサク、中はふんわり」の食感を実現した。プレーンタイプと黒糖タイプがあり、黒糖タイプは波照間島産を使用している。

生徒は「黒糖を100%加えることで最も風味が良いことが分かった。竹富町産黒糖の消費も増えると思う」「島内では一番おいしく仕上げることができたと思う」と話す5人は、レシピを竹富町に還元したいといい、「町内で食堂やお菓子を作っている方に講習会が持てたら」と町に協力を求めた。

「アンダギー娘のサーターアンダギー」と命名し、パッケージも生徒が考案した新商品は、南ぬ島石垣空港内の売店coralwayで、1袋6個入り350円で販売されている。
(2022年6月掲載)
沖縄県 八重山農林高校 アグリフード科3年生のみなさん2
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三重県 伊勢工業高校 高校生工務店のみなさん

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三重県 伊勢工業高校 高校生工務店のみなさん1
1896年創立の三重県立伊勢工業高校。120年を超える伝統として、生徒たちは日々の学びを通して地域を担う人材となるよう努めると共に、習得した技術・知識を活かして、地域に貢献する活動にも主体的に取り組んでいる。2021年秋には、建築科の生徒が、三重県菰野町の自然公園「三重県民の森」内に開設された木育施設を設計。自分たちで製作した木製看板も贈呈している。

2022年度より伊勢工業の生徒が、これまで学んできた「ものづくり」を通じて地域の困りごと(課題)を解決し、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝える活動として、伊勢工業高校地域連携プロジェクト(プロジェクト名「高校生工務店」)を開始した。5月には機械科、電気科、建築科から参加した8人の生徒が、高校生工務店の一環として、「幼稚園・保育所等へのクラスプレートづくり」に取り組み、度会(わたらい)町の長原保育所に寄贈した。

同校の校長が以前、度会町の高校に勤務していたことから、同町の保育所にプレートを贈ることを提案。生徒たちも賛同し、子供たちに木の魅力を伝えようと、5つあるクラスと職員室などに設置する木製プレートを作ることになった。

製作したのは20センチ四方のクラスプレートなど18枚。地域の林業会社から提供された地元産スギを使って建築科生徒がプレートのデザイン、機械科生徒が金具の加工、電気科生徒がプレートにレーザーで刻印をと、各科で学んだ技術を活かして仕上げた。

長原保育所で行われた贈呈式には度会町長と4人の生徒が参加し、同保育所の代表にプレートを手渡した。町長から感謝の言葉を贈られた生徒たちは「子どもたちに喜んでもらえるよう、かわいいデザインを心がけた」「ふるさとの木に触れ、その温もり、優しさを感じて、地元への誇りと愛する心を育んでほしい」「今回の取組を経験して、ものづくりとは、ただその空間に物を作り出すだけでなく、それにかかわった人たちの生活を豊かにし、喜ばせたりするということを実感した。」と話していた。

なお、近隣の2つの保育所にも木のプレートを贈る予定という。
(2022年6月掲載)
三重県 伊勢工業高校 高校生工務店のみなさん2三重県 伊勢工業高校 高校生工務店のみなさん3
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佐賀県 唐津南高校 虹の松原プロジェクトのみなさん

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佐賀県 唐津南高校 虹の松原プロジェクトのみなさん1
佐賀県唐津市に国特別名勝「虹の松原」がある。約400年前、玄界灘から吹く潮風から唐津を守る暴風防潮林として人々により植栽されたが、時代と共に存在意義が薄れ、環境が悪化してきた。

2004年、この事態に危機感を持った県立唐津南高校の有志生徒が、自分たちで守り、後世に繋げようと「虹の松原プロジェクトチーム」を立ち上げた。

チームの活動は幅広い。松原の保全活動の柱となる清掃活動は、年間を通して市や地元NPO法人と連携し推進している。生徒たちは、さらに一歩進め、清掃活動で回収した松ぼっくりや松葉などの有効活用を考え始める。

「松ぼっくり」は、見た目のかわいらしさと消臭効果を活かし、ビンに入れてインテリアとして使えるポプリ「松ポップリ」を開発。また、コロナ禍の子どもたちを励まそうと「松ぼっくりアマビエ」を制作。小学校などで体験型ワークショップを展開し、松原の魅力を伝える交流活動を行っている。

「松葉」は企業や大学と連携、固形ペレットに加工して新しい燃料として提案。「食べて守ろう虹の松葉プラン」をテーマに松葉パウダーを開発。パウダーを添加した菓子やうどんなどの商品化を進め、その収益を松原の保全に還元する循環型サイクルを構築した。

これらの実績が認められ、「第16回SYDボランティア奨励賞」で最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞。加えて、この意義ある活動を応援したいと、今年5月、唐津西ロータリークラブから報奨金10万円を贈られた。

生徒たちは「期待に応えるため、今後も様々なアイデアや方法を考え、松原を守るための保全、啓発に取り組んでいきたい」と話している。
(2022年6月掲載)
佐賀県 唐津南高校 虹の松原プロジェクトのみなさん2佐賀県 唐津南高校 虹の松原プロジェクトのみなさん3佐賀県 唐津南高校 虹の松原プロジェクトのみなさん4
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京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん

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京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん1
京都府立洛西高校では、2018年度に、生徒が「自分たちの生きる地域、社会を再発見し、再創造、再構築を目指す」プロジェクト「洛再Links(リンクス)」を設立。地域の魅力や課題の調査、フィールドワークやイベント参加など、地域と繋がる活動に取り組んでいる。

2021年度は、大蛇ヶ池公園愛護協力会と、大蛇ヶ池公園(京都市西京区)の池北側の転落防止柵をペンキで塗り直す活動を展開。

今年5月には、西京区大原野の住民団体「なんやかんや『大原野』推進協議会」と「ジャンタニバスターズ!(ジャンボタニシ捕獲プロジェクト)」を実施した。これは、田んぼに生息し、定植直後の柔らかいイネを食い荒らすジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)を捕獲し、肥料化するプロジェクト。近年、大原野地域の水田ではジャンボタニシによる被害が深刻化。収穫量の減少や営農意欲の低下などの影響が出ているといい、今回の活動は、解決に向けた試験的な取り組み。

捕獲活動は5月9日から6日間、生徒たちが事前に制作した網を使い、約500匹を捕まえた。5月16日の放課後、間伐した竹と一緒に無煙炭化器で焼却して炭化させ、「ジャンボタニシ肥料」として役立てる燃焼肥料化実験を実施。中間テスト明けから京都市南部農業振興センターの協力を得て、植物の栽培実験を進める予定だ。

住民から「ありがとう」と言われたという生徒は、活動の意義を改めて感じた様子で、なんやかんや『大原野』推進協議会も「地域の課題解決に向けて、長く続けてほしい」と期待する。

生徒たちは、肥料として効果が確認されたら、地域へどう還元していくか考えたいと話していた。
(2022年6月掲載)
京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん2京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん3京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん4
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兵庫県 豊岡総合高校 インターアクトクラブのみなさん

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兵庫県 豊岡総合高校 インターアクトクラブのみなさん1
兵庫県立豊岡総合高校のインターアクトクラブは、豊岡市内各所での清掃活動や花のプランターの寄贈、海岸漂着物の回収や湿地の除草、使用済み切手の収集など、様々な社会貢献活動に取り組んでいる。

2011年からは宮城や熊本、岡山、丹波などの被災地を訪問し、ボランティア活動や復興、支援、交流活動を進めている。その中で、2012年から開始したのが、地域の諸団体と連携し、アイガモ農法による無農薬で育てたお米(インターアクト米)を、東日本大震災や熊本地震の被災地などに贈る活動をしている。

11回目となる今年は5月22日に田植えを実施。同校部員の他、豊岡ロータリークラブ、豊岡ローターアクトクラブ、芦屋学園高校インターアクトクラブの生徒ら約50人が素足で田んぼに入り、苗約8千本を手で植えた。6月はアイガモの放鳥と生物観察、7月には生物調査や環境整備、9月に手鎌での稲刈りと天日干しを行う。収穫したお米は、宮城県気仙沼市の高校や熊本の福祉団体、地域の特別支援学校、福祉施設、子ども食堂などに寄贈する他、11月の収穫祭などで使われる。

部員らが育てたお米は、栄養価も高く、味も良いと評判で、部員たちは「今年も美味しいお米を贈りたい」と意気込む。

また、同校インターアクトクラブは、今年度から休耕畑を有効活用した「もいもいプロジェクト」をスタートさせた。さつまいもを苗から栽培し、秋頃に収穫してお米と同様に、宮城や熊本の被災地、子ども食堂や特別支援学校などへ寄付することにしている。

部員たちは、今後も被災地や地域に役立つ活動を企画・実践していきたいと話している。
(2022年6月掲載)
兵庫県 豊岡総合高校 インターアクトクラブのみなさん2兵庫県 豊岡総合高校 インターアクトクラブのみなさん3
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島根県 石見養護学校高等部のみなさん1
島根県立石見養護学校のある邑南町は「日本一の子育て村構想」を推進しています。様々な取り組みの一つに、1歳半健診を受けた親子に、本校高等部木工班の生徒が作る積み木「おおなんみんなのつみき」を贈る活動があります。

2015年度(平成27年度)の「おおなんドリーム 学びのつどい」(※1)で、当時の高等部1年生が「自分たちが作った積み木をプレゼントしたい」と提案し、その翌春から邑南町役場を中心に関係機関と連携した活動が始まりました。そして、2017年度(平成29年度)に全国的な「ウッドスタート」という木育事業として邑南町に導入され、現在に至っています。

そして、5年がたった今年、近隣の矢上高校生が考えたデザインを一新しました。今回は、本校木工班生徒が、デザイナーの方や役場の担当の方と一緒に、半年かけてリニューアルしました。振ると音がするオオサンショウウオに見立てた四角の積み木と様々な大きさの四角い積み木が全部で15個あります。サクラ、ヒノキ、クリ、コナラなどの地元産材を使っていることも、こだわりの一つです。

生徒たちは、先輩の思いを受け継ぎ、作業学習で制作に取り組んでいます。生徒数減少で今年度は木工班だけではなく、高等部全体で取り組み始めています。

今年度4月21日、第1回目の1歳半健診が行われました。積み木の贈呈は直接、生徒が行っています。この積み木にこめられたみんなの願いや自分たちの思いをまとめた冊子とともに訪れた7組の親子にプレゼントしました。

積み木製作には、役場を始め、材料の地元産材を準備してくださる企業や様々な人が関わってくださっています。そういった皆さんを代表して、積み木の贈呈をしていることを忘れずに受け継いでいきます。また、積み木を見た時の赤ちゃんの笑顔を思い浮かべながら、これからも制作に励んでいきます。

※1「おおなんドリーム 学びのつどい」とは、邑南町内の小学生、中学生、高校生、大人が一堂に会し、邑南町の良さや暮らしの課題について学びまとめたことを自分たちの夢や願いを込めてプレゼンし、互いに聞き合い意見交換する場。
(2022年5月掲載)
島根県 石見養護学校高等部のみなさん2
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山口県 田布施農工高校 食品科学科のみなさん

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山口県 田布施農工高校 食品科学科のみなさん1
山口県立田布施農工高校の食品科学科の生徒は、2018年度から田布施地域交流館との産学連携事業で新商品開発に取り組んでいる。4回目となる2021年度のテーマは「田布施地域交流館のカフェで販売する、田布施町を盛り上げるレシピ」。1、2年生が開発に挑戦した。

昨年7月、生徒たちは同交流館を訪れ、カフェの設備や取扱商品、加工品などを見学し、メニュー開発のヒントを得た。

生徒たちはグループに分かれ、1年生はスムージーを、2年生はスープを考え、9月の試作会では多彩なメニューを提案。同交流館や田布施町、周南地場産業振興センターなどの出席者から評価と助言を受け、10月に行われた第2次審査に挑んだ。

そして新商品として販売が決まったのが、町特産のイチゴのスムージーとバニラシェイクの赤白カラーが映える「ダブルストロベリー」と、スープは同交流館で売れ残った野菜をムダなく使う「田布施まるごとonコンソメ」で、開発した生徒はSDGs(持続可能な開発目標)を考慮したと話す。

今年4月、生徒たちが考えたコラボ商品第一弾として「ダブルストロベリー」が発売された。3回楽しめるのが特徴で、最初はそのまま甘酸っぱいイチゴソースを、2回目は上の層と混ぜて「さくら色」に。3回目はトッピングのイチゴも混ぜ込み食感の変化が味わえる。イチゴの在庫がなくなり次第終了する限定販売で、町民や観光客からも「おいしい」と好評だった。

「田布施まるごとonコンソメ」は、今秋販売される予定で、生徒は「季節によって使う野菜が変わるので、見た目や味の違いを楽しんでもらえれば」と話している。
(2022年5月掲載)
山口県 田布施農工高校 食品科学科のみなさん2
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山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさん

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山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさん1
「地域を掘り起こし、地域に根ざせ 左高生」をキャッチコピーとする山形県立左沢高校。生徒も地域の将来を担うべく、勉学に勤しむとともに、地域の魅力を発信するためのさまざまな取り組みを進めている。

今年4月23日には、有志生徒が、北山形駅から左沢駅を結ぶJR左沢線の全線開通100周年を記念する「駅からハイキング」を実施した。

100周年を祝う多彩なイベントが企画される中で、JR側からハイキングの企画を提案され、8人の生徒が「やります」と声を上げた。

8人は、1月から放課後などに集まり、沿線の歴史や文化を学べるコース設定を検討してきた。生徒たちが考えたのは「知っているけれど、行ったことのない場所」で、選んだのは、左沢藩城下町や斎藤茂吉の歌碑、最上川を望む左沢楯山城史跡公園など8か所。ボランティアガイドらの監修を受けながら、最上川舟運の歴史、左沢町場の景観などを案内するための資料作成にも取り組んだ。

ハイキングのタイトルは「左沢線100周年~ぷくちゃんと歴史大冒険!!」。「ぷくちゃん」は地元大江町で発見された「ヤマガタダイカイギュウ」化石のレプリカの愛称。

当日はあいにくの雨だったが、左沢駅に集合した約30人の参加者を生徒たちは笑顔で出迎え、ハイキングをスタート。コース終盤の旧最上橋に着く頃には雨も上がり、満開の桜を満喫できた。

初めはうまく案内できるか不安だったという生徒たちだったが、参加者との会話も弾み「お客様の笑顔を見ることができうれしかった」と言い、今後も地域のイベントなどに参加し、左沢の魅力を発信していきたいと意欲を見せていた。
(2022年5月掲載)
山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさん2山形県 左沢(あてらざわ)高校 有志生徒のみなさん3
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長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん

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長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん1
長野県長野工業高校では、生徒による地域貢献活動に加え、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みにも力を注いでいる。NAGANO SDGs PROJECT「10代からの提言」には、多くの生徒が応募したほか、今年1月、物質化学科と情報工学科の生徒がタッグを組み作成した「デジタル版よりよい防災マップ」が、信州SDGsアワード2021で県知事賞を受賞するなど、実績を重ねている。

3月には、機械工学科課題研究班「長光プロジェクト」の生徒が制作したスマホ充電用自転車など6台を、長野市に寄贈した。

昨年12月、市から、善光寺御開帳に訪れる市民や観光客に「持続可能な社会づくり」について考えてもらうことを目的に制作の依頼を受け、6人の3年生が手を挙げた。

6人は市提供の放置自転車を再利用。分解してサビを落とし、車体の色を御開帳の雰囲気に合わせ黒に塗り替え、後輪に発電用のローターを取り付け、約3カ月かけて充電用自転車に改良した。

3月30日に市に引き渡された自転車は、26インチと27インチの大人用5台と、24インチの子供用1台で、4月2日から始まる善光寺御開帳2022「日本一の門前町大縁日」の会場、セントラルスクゥエアとトイーゴ広場に設置された。ペダルをこいでローターを回転させて電気を起こし、スマホに充電するもので、5月29日までの土・日・祝日に無料で利用できる。

会期中、多くの観光客などが充電に挑戦。整備した生徒によると、約1時間こぐと約20%充電できるといい、「人力で電気を生み出す大変さを実感して、電気の大切さを知ってほしい」と話す。そして、楽しみながら持続可能な社会、SDGsを考えるきっかけにしてもらえればと、願っていた。
(2022年5月掲載)
長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん2長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん3長野県 長野工業高校 機械工学科3年生のみなさん4
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