
善きことをした高校生達
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聖地巡礼 映画の舞台、真鍋島の魅力誘う案内看板、製作
岡山県 笠岡工業高校 電子機械科3年生のみなさん
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岡山県笠岡市の笠岡港から約31キロにある離島、真鍋島。西行法師の「山家集」にも登場する歴史ある島で、明治時代から漁村として栄え、港の石積みの堤防など懐かしい漁村の佇まいを残している。「ネコの島」として人気の同島だが、『瀬戸内少年野球団』や『劇場版トリリオンゲーム』など、数々の映画やドラマの舞台としても知られている。
ロケ地の『聖地巡礼』を目的とした観光客も多く、2025年、笠岡市と市観光協会では、観光客が道に迷ったりしないよう島の遊歩道の分かれ道に、行き先案内看板の設置を決め、その製作を県立笠岡工業高校に依頼した。
同校では、2017年度から生徒がモノづくりの知識や技術を活かして、地域の困りごとを解決する課題解決型学習「笠工テクノ工房」を推進。モノの修理や製作、イベントへの協力など多彩な依頼に応えている。
今回、案内看板の製作に取り組んだのは、電子機械科の6人の3年生。6月に真鍋島を訪れ、島民の案内で遊歩道を巡りながら、案内看板のない分かれ道15ヶ所を調査。観光客の目線でどの場所に看板を設置すれば目に入りやすいか、わかりやすいデザインは、などを検討し、製作に取り掛かった。
縦30センチ、横40センチのアクリル板に、レーザー加工で彫った「円福寺」「阿弥陀山(山の神)」「本浦港」など行き先を示す文字は黒で、方向を示す矢印は赤色で塗り分けた。
11月、生徒たちは完成した案内看板を手に真鍋島を再訪。島民と設置作業を行った。
観光客が、安心安全に映画の聖地や観光スポットに行けるよう製作された案内看板。今回、6人が担当したのは島の西側エリアで、東側は2026年度に設置の予定で後輩たちに託される。
(2025年12月掲載)
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