
善きことをした高校生達
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世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

盛岡の豆腐文化を盛り上げたい 新たな可能性とビジネス展開提案
岩手県 盛岡商業高校 流通ビジネス科有志生徒のみなさん
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創立以来110余年の歴史を誇る岩手県立盛岡商業高校。伝統として生徒たちは、地域の活性化に貢献すべく様々な活動に取り組んでいる。
「食」に関する商品開発においても、東日本大震災の復興支援に関わりたいとの想いから、宮古市の企業と共同開発を進め商品化した「黒豚きくらげCURRY」など、多くの商品を開発している。
流通ビジネス科の2、3年生の有志生徒6人は、総務省家計調査でここ数年、1世帯あたりの年間購入額全国2位だった盛岡市の豆腐文化を盛り上げたいとチームを結成。
かつては1位、首位に返り咲くチャンスはある!と意気込み、豆腐の調査研究に着手。市内の豆腐業者への取材やスーパーマーケットでの売場調査、消費者アンケートを行った結果、判明したのは豆腐の魅力や価値が、消費者へ伝わっていないということだった。
6人は、製造業者で豆腐作りを習い、市内の中学校で盛岡豆腐の魅力を伝えるため、おぼろ豆腐作りの出前授業を実施。中学生からは「楽しく作れた」「おいしかった」と好評だった。
また、同市材木町のイベント「よ市」で、6月から6回に渡り、県産大豆100%の豆腐作りを進める就労継続支援事業所の協力で、試食販売実習を展開。塩や七味にんにく、オリーブオイルなどを用意し、来場者の好みで食べてもらった。好評で事業所によると「試食を始めてから顧客が増えた」という。
6人は2025年8月の「全国高等学校生徒商業研究発表大会 東北大会」で、「TO THE FUTURE―豆腐の魅力発信とビジネス展開の可能性」と題して発表し、最優秀賞を受賞。11月開催の全国大会で優良賞を得た。
生徒たちはオリジナルの豆腐の製造や販売の挑戦にも意欲を示し、盛岡の豆腐文化活性化をサポートしていきたいと力を込めた。
(2025年12月掲載)
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