
善きことをした高校生達
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5つの保育園の親子と「どうぞのいす」製作 ~思いやりの連鎖!! ありがとうをつなぐ気持ち育む~
長野県 下伊那農業高校 アグリサービス科3人の3年生
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長野県下伊那農業高等学校のアグリサービス科で、保育をテーマに探究学習を行う3人の3年生が、近隣の保育園を訪れ、絵本『どうぞのいす』をイメージして製作した「いす」を寄贈した。
生徒たちは2025年の9月中旬、同校に5つの保育園から親子2組を招待して、『どうぞのいす』を題材にしたワークショップを実施した。3人は探究学習での調査や市の保育家庭課での聞き取りなどで、子どものコミュニケーション能力低下や親子のコミュニケーション不足を知り、その課題解決の一つとしてワークショップの開催を企画。当日は、絵本の読み聞かせや親子でいすを組み立てたり、グッズを作ったりすることで、親子の会話も弾んだという。いすは、うさぎの耳を思わせる背もたれが特徴で、高森町の家具製造会社の協力で開発した。
絵本『どうぞのいす』は、登場するうさぎが、自分では使わず、見知らぬ誰かにゆっくり休んでもらおうと作ったいすを通して、動物たちが思いやりと優しさをつないでいく物語で、40年以上も読みつがれている。
3人は後日5つの保育園を順次訪れ、完成したいすとどんぐりやハチミツなど絵本に登場する小道具を、園児たちに手渡した。そして、絵本の読み聞かせや子どもたちと物語のようにいすへ物を置いて遊んだりして交流。飯田市と高森町の各保育園では、園児たちが『どうぞのいす』の動物になりきって演じ、感謝の気持ちを表した。
生徒たちは「絵本に出てくる動物たちのような思いやりと、『自分も誰かに優しくしたい』という気持ちを育んでくれたら」と願っていた。
(2025年10月掲載)
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