
善きことをした高校生達
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世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

同じ日の朝、二つの人助け 他者を思いやる心、行動に
愛知県 豊川高校 女子ソフトボール部 男子バスケットボール部のみなさん
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2025年6月17日の朝、愛知県豊川市の豊川高校の生徒が、2つの現場で体調を崩した人に手を差し伸べ、回復に努めた。
この日、朝から30度近い暑さに見舞われた豊川市。
JR豊川駅にいた女子ソフトボール部の1年生部員5人は、駅員が熱中症で倒れる現場に遭遇。5人はすぐに駆け寄り、駅員の様子を見るなどして状況を判断。持っていた保冷剤を駅員の首筋に当てるなどの応急処置を施し、救急車の到着を待った。日頃の部活で培ったチームワークがあったから、咄嗟の行動ができたという生徒たち。後日、同駅の職員から連絡があり、駅員の無事と感謝の言葉が贈られ、安堵の笑顔を見せていた。
また、男子バスケットボール部員4人は、同校そばのスクランブル交差点で、倒れた自転車の近くで高齢の男性が座り込んでいるのを見つけ、駆け寄った。怪我もしている様子で、4人は「大丈夫ですか」と声かけしながら男性に寄り添った。やがて男性は起き上がり、生徒が起こしておいた自転車を押して歩き始めた。4人はその姿を見守ったのち、登校した。
後日、80歳の男性から同校に「生徒さんたちに助けられたことが嬉しくて」と感謝の電話があった。怪我もかすり傷程度だったそうで、生徒たちは「良かった」とホッとした様子だった。
同校は、曹洞宗の「心の教育」を実践しており、その基準、規範となるのが「和敬」(相手を敬う心)、「信愛」(相互に認め合う心)、「利他」(他者を思いやる心)、「報恩」(すべてに感謝する心)の校訓の精神。同校の職員は日常の中で体現してくれた生徒たちを誇りに思うと語り、これからも誰かのために行動できる生徒であってほしいと話していた。
(2025年7月掲載)
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