
善きことをした高校生達
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規格外のさくらんぼ使ったこんにゃくゼリー 老舗専門店と商品化
山形県 山形学院高校 調理科のみなさん
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2024年、山形県山形市の山形学院高校調理科の生徒と、同県上山市の老舗こんにゃく専門店が協力し、規格外のさくらんぼを使った「さくらんぼこんにゃくゼリー」を開発。同年6月に数量限定で販売したところ、「さくらんぼをそのまま食べてるようで、おいしい」「また販売して」との声が多数寄せられるほど、好評だった。
2023年、「さくらんぼの商品は何回かトライしたが、上手くできなかった」という専門店側が、規格外の「佐藤錦」を活用できないかと同校に持ちかけたのがきっかけ。この時は、さくらんぼらしい赤色がうまく再現できず、商品化は断念した。
だが、生徒たちは諦めなかった。試作を重ねる中で、皮も果肉も赤い「紅さやか」なら色鮮やかな赤色が出せることを発見。生徒たちは天童市のさくらんぼ農家から規格外の「紅さやか」を分けてもらい、1粒ずつ手作業でタネを取り除き、コンポートに仕上げた。専門店は「この材料があったからこそ」と商品化に踏み切り、「さくらんぼこんにゃくゼリー」が完成した。チェキ風のパッケージデザインも生徒が手がけた。
2025年6月、消費者のリクエストに応え、販売個数を2000個に増やして限定販売された。24日には調理科の生徒4人が山形市の観光物産館「ぐっと山形」で試食販売会を実施。「さくらんぼの味がして美味しかった」「買って行く」と今回も大好評。生産量日本一のさくらんぼと、消費量日本一のこんにゃくを組み合わせたゼリー。「山形ならではのお土産、県内外の人にも食べてほしい」という生徒たち。販売会後は、さくらんぼ農家に商品を届けた。とても喜んでくれたと、笑顔で話していた。
(2025年8月掲載)
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