栃木県 大田原女子高校 | 病院に手作りウォッシュクロスを贈る 福祉の心をつなげて今年で20年 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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栃木県 大田原女子高校 福祉委員会のみなさん

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栃木県の北東部に位置する大田原市。源平屋島の合戦の英雄、那須与一や俳聖、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地として知られる同市に、2011年に創立100周年を迎える栃木県立大田原女子高校がある。「学びつつ品位を高めともに働く」を校訓とする同校では、「地域と共に歩む学校」を努力目標の一つとしている。生徒も善勝川清掃ボランティアや献血を呼び掛ける活動など、多彩な地域貢献活動を展開しており、その中で20年続く福祉貢献活動がある。

福祉委員会を中心に、年2回、不要タオルなどを利用して手作りしたウォッシュクロスを、大田原赤十字病院に贈る活動だ。

20年前に寄贈活動を始めたのは、衛生看護学科の生徒だった。同病院で実習を受けていたことから、その感謝の気持ちを込めて取り組み続けてきた。2004年、同科は廃止されたが、同校生徒の優しさと福祉の心は後輩たちにしっかりと受け継がれた。

20年目の節目の年となった今年も、6月初旬、福祉委員会が全校生徒に「家庭で不要になったタオルなどの布を持ち寄って」と呼び掛けると、続々と善意の布が寄せられた。5日間で集まった布は、同委員会の生徒が昼休みを利用して裁断し、合計で2589枚のウォッシュクロスを製作。そして同月23日、福祉委員会の生徒の他、病院側の代表3人が出席して贈呈式が行われた。多数の段ボール箱に梱包されたウォッシュクロスを受け取った病院側代表は、ホームページなどでウォッシュクロス用布を募集していることもあり、「毎回本当にありがたい。病院内は水場も多く、有効に使わせていただきます」と、20年にわたる同校生徒の貢献活動に感謝していた。

贈呈式に参加した生徒は、「先輩から福祉の心を受け継いで、20年目を迎えることができた。大女高生の誇りある伝統として、今後も続けていってほしい」と、後輩たちに期待していた。

20年間でおよそ68万枚にもなるという、同校生徒の手作りウォッシュクロスの寄贈活動。「情操豊かで知性の高い健康な現代女性を育成する」を目標とする同校の教育の確かな成果といえるだろう。
(2010年8月掲載)

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