熊本県　熊本商業高校　英語部のみなさんの善きことニュース

熊本市の活性化へ　英語版観光ガイドブックを作成

熊本県　熊本商業高校　英語部のみなさん

熊本県立熊本商業高等学校の生徒は、創立以来約１２０年の伝統として、地域貢献に積極的に取り組んでいる。２０１０年には、１０人の生徒が、高校生の視点で熊本市内の名所旧跡を紹介した観光ガイドブック「名所図絵」を３００部製作。観光客などに配布し「参考になった」と好評だった。

そして今年、同校英語部の生徒が“外国の人々に同市の魅力を知ってもらおう”と、この「名所図絵」の英語版を作成。８月１６日、県内の小中高校に配属予定のＡＬＴ（外国語指導助手）に配り、「役に立ちそう」と高く評価された。

スタートしたのは昨年９月。当時２年生の部員８人が、英語部顧問の教諭や同校のＡＬＴの指導を受けながら適切な英文訳に努めた。今年４月からは新入部員１６人が加わり、完成させた。

今回の英語版は日本語版から水前寺成趣園やジェーンズ邸、健軍神社、四時軒などをピックアップして編集。地図や写真も掲載して、見やすくわかりやすくした。

１６日は、ＡＬＴらの配属前オリエンテーションが行われた市国際交流会館に生徒が訪問。ＡＬＴにガイドブックを見てもらったところ「グッドアイデア」「行ってみたい場所が紹介されているので、助かる」と上々の評判だった。

今後は外国人観光客への配布も考えており、部員たちは「このガイドブックが、少しでも熊本の活性化につながればうれしい」と話していた。
（2012年11月掲載）