長野県　飯田OIDE長姫高校　コンピュータ制御部のみなさんの善きことニュース

新部員加入で存続危機脱出　まちを守れ！新生「テックレンジャー」

長野県　飯田OIDE長姫高校　コンピュータ制御部のみなさん

飯田OIDE長姫高校の生徒による「高校戦隊テックレンジャー」が、６月、今年度最初の公演を行った。テックレンジャーは、コンピュータ制御部の部員達が地域貢献として考案して誕生。衣装・小道具・ポスター・音響・ストーリーなど、全て生徒の自作で、マスクやベルト部分には強化繊維プラスチックを使うなど、授業で習得した技術を生かしている。

地域のイベントなどに積極的に出演し、子どもたちに夢や希望、そして、地域や地球の環境保護を訴えるストーリーを展開。公演を重ねる毎に人気が高まり、家族連れなど多くの観客を集めるようになった。しかし、今年３月、１５人いた部員のうち１３人が卒業。存続が危ぶまれたが、OBの協力を得て、新部員獲得のためのビデオを制作。「昨年のショーを見て、パンチやキックのきれに感動した。」「かっこいいショーで子どもに夢を与えたい」と、１年生８人が入部、活動継続が決まった。今年度は女子部員の新ヒーロー「テックピンク」も誕生。

６月、飯田市伊豆木のみなみ信州農協三穂事業所主催の「みほっこ祭り」での本年度最初のテックレンジャーショーでは、新しいアクションを披露。観客から大きな拍手を浴びた。

部員らは子ども向けの工作教室や地域のごみ拾いなど多彩な活動を展開、「南信州地域づくり大賞」「小さな親切」実行賞などを受賞しており、「今後も地域活性の役に立つ活動を考えたい」と意気込んでいる。
（2014年8月掲載）