兵庫県　西脇北高校　有志生徒のみなさんの善きことニュース

石巻市の浜でカキ養殖作業を支援　仮設住宅に花の苗を贈る

兵庫県　西脇北高校　有志生徒のみなさん

生徒を主体に、地域ボランティアに積極的に活動を推進している兵庫県立西脇北高校。そのきっかけとなったのは、２０１１年３月１１日に発生した東日本大震災だった。

今年７月には、被災地支援活動の一環として生徒と教職員約５０人が宮城県石巻市を訪問した。

生徒たちは「町かど花いっぱい運動」に協力。マリーゴールドの苗を石巻市渡波駅前や宮城県水産高校に届けるだけでなく、市内にある３箇所の仮設住宅にも届け、住民との交流を深めた。

また生徒たちは、石巻市狐崎浜と荻浜でカキ養殖の手伝いなど、漁業交流を実施。荻浜では約３０人が５班に分かれ、県漁協石巻地区青年部の指導でホタテの原盤にロープをくくり付けたり、ブイに付いた貝殻や海藻などを道具を使って落とすなどの作業を行った。

炎天下、懸命に作業を進める生徒たちを見て、漁協青年部の役員は「カキ収穫に必要な作業。遠い所から手伝いに来てくれて本当にありがたい」と感謝する。

ロープを担当した生徒は「ホタテの原盤が重くて、漁師さんの仕事の大変さがわかった」「また機会があれば手伝いに来たい」と話し、滴る汗を拭っていた。

なお今回の訪問活動には、同校の被災地支援の趣旨に賛同した有馬高校、小野工高、琴ノ浦高校の３校からも１１人が参加した。
（2014年9月掲載）