北海道　海星学院高校　生徒会のみなさんの善きことニュース

生徒会が途上国支援　地域と連携し楽器やスポーツ用品等を贈る

北海道　海星学院高校　生徒会のみなさん

室蘭市の海星学院高校の生徒会は、生徒や地域住民から提供された楽器やスポーツ用品などの品々を、ＪＩＣＡ（国際協力機構）に発送した。

同校の生徒会は、ＪＩＣＡが実施する“途上国の人々のために、日本でできるボランティア”「世界の笑顔のために」プログラムの春募集に参加。子どもたちを支援するため、途上国で必要とされているスポーツ用品や、文化、教育、福祉などに関連する物の提供を生徒や地域住民に呼びかけている。

同プログラムへの参加４年目となる今回も、多くの生徒や地域住民が協力。野球ボールやバドミントンのラケット、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、浴衣、書道セットなどの提供を受け、生徒会のメンバーが一つひとつチェック、手入れした。そして約７０の物品が、南太平洋諸国のトンガやパプアニューギニア、アフリカのマラウイ、ルワンダ、中東のヨルダンなど１０ヶ国に派遣中のＪＩＣＡボランティアを通じて、現地の子どもたちに贈られることになっている。

担当教諭は「地域の方にも活動が浸透し、ご協力いただいている。みなさんの優しい心に触れながら生徒たちも取り組んでいる」と、この活動が生徒たちに優れた影響を与えていると話す。

生徒会のメンバーは「子どもたちにたくさん活用してほしい」「今後は秋の募集に向けて活動を呼びかけていきたい」と話していた。
（2015年6月掲載）