茨城県　常総学院高校　硬式野球部のみなさんの善きことニュース

鬼怒川水害　チームワークで被災民家の片付け支援

茨城県　常総学院高校　硬式野球部のみなさん

今年９月、台風１８号にともなう記録的豪雨により鬼怒川の堤防が決壊、流域の茨城県常総市も約６５００棟が冠水し、住宅が流されるなど多大な被害を受けた。

「少しでも被災した市民の方々の力になりたい」と立ち上がったのが、甲子園の強豪校、常総学院の硬式野球部員たちだ。

「一日も早く、元の生活を取り戻してほしい」と被災者への支援活動に参加したのは、１、２年生の部員ら約８０人。浸水した民家を訪れ、日頃の練習で培ったチームワークで、泥流に浸かった家具や家電製品、日用品、畳などから、洗浄・手いれすれば使えるものと廃棄するものとに仕分けし、廃棄するものを手際良く運び出した。

部員たちは「自分たちが好きな野球ができるのも地域の方々からの応援があるからこそ」「被災された方々が少しでも笑顔になればうれしい」と話し、被災民家の後片付けに懸命になって作業していた。

部員たちの手助けを受けた住民は「ごみの整理や汚泥のかき出しは家族だけではできない重労働」「本当にありがたい」と感謝していた。
（2015年10月掲載）