長野県　辰野高校　商業科ビジネスマスターコースのみなさんの善きことニュース

先輩に続け！　町キャラ「ぴっかりちゃん」新グッズを提案

長野県　辰野高校　商業科ビジネスマスターコースのみなさん

日本の真ん中に位置し、「ほたるの里」として知られる長野県辰野町。ここにある長野県辰野高校の生徒たちは、開校以来百余年の伝統として地域の活性化に役立つ活動を展開している。

今年度も、商業科ビジネスマスターコースの生徒たちが、ゲンジボタルをモチーフにした辰野町のイメージキャラクター「ぴっかりちゃん」の新グッズ、マグカップと子ども用Ｔシャツを考案し、町の応援グッズとして同町に提案した。

きっかけは、昨年度の３年生がぴっかりちゃんグッズを開発したこと。町の広報からの依頼に応えたもので、生徒たちはトートバックとバンダナを提案。昨年６月の「信州辰野ほたる祭り」で販売し、大好評だった。

そして今年、「先輩に続け！」と３年生１７人が、マーケティング授業の一環として新グッズ開発に取り組み、マグカップとＴシャツを町に提案することにした。

生徒たちは町職員らと何度も意見交換し、マグカップはぴっかりちゃんが葉に座ってくつろぐデザインのプラスチック製と、白地に赤色の絵でぴっかりちゃんが様々なポーズをとる陶器の２種類。Ｔシャツは１１０・１３０・１５０㎝の３サイズで、紫、紺、緑など６色を用意。デザインは昨年先輩が考案した、ぴっかりちゃんが竜の背に乗って飛ぶイラストを採用した。

生徒たちは「真剣な話し合いで、自分たちも購入したい商品になった」と満足そう。

６月１０日、ホタルまつりで販売され、多くの町民や観光客が訪れた。
（2017年7月掲載）