善きことをした中学生達 - 日本の学校

善きことをした中学生達

世のため、人のために立派な行いをしている中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。

「村の太陽になる」 震災13年 支え合い助け合い地域に元気を

岩手県 野田村立野田中学校 全生徒のみなさん

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2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県野田村。村立野田中学校は、村唯一の中学校として、2012年から村を愛し、その復興・発展を支える人材の育成を目指す復興教育「太陽プロジェクト」を展開。生徒たちも、村や人々を元気付けようと「野田村の太陽になろう」をスローガンに掲げ、自分たちにできる貢献活動に取り組み始めた。活動の始まりとなったのは、同年、村からの要請で防災や地域交流の場などの機能をもつ「都市公園設計」に関するアイデアを提案し、一部が採用され「十府ヶ浦公園」として整備されている。

同じく2012年にスタートしたのが「創作太鼓」。活動の集大成と言えるもので、邦楽作曲家と太鼓演奏者の指導の元、表現力を磨き、地域のイベントなど様々な場で演奏している。生徒たちは、曲の意味を、世代ごとに自由な発想で解釈し、独自に創り上げた演奏は、村を人々を力づけてきた。

2022年度の3年生は自然災害(洪水や土砂災害など)に備えた「逃げ地図」を、2023年度の3年生は津波に備えた「逃げ地図」を作成。歩く速さを高齢者などに合わせた毎分43メートルに設定し、現地で確認しながら避難所までの所要時間の目安を8種類に色分けした。小学校などで各所で発表し、参加者に備えの必要性を訴えた。

岩手県 野田村立野田中学校 全生徒のみなさん2 岩手県 野田村立野田中学校 全生徒のみなさん3 岩手県 野田村立野田中学校 全生徒のみなさん4

また、他の被災地の人々との交流を継続的に行う中で、生徒たちは全国から多くの支援があって村の今があることに、感謝の思いを強くしたといい、人や地域に役立ちたいとの意欲が高まったと語る。

2024年4月、震災後に生まれた新1年生を迎え、震災の記憶や教訓、災害が起きたときは互いに支え合い助け合うことの大切さを、語り伝えていきたいと話している。
(2024年4月掲載)

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