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米や麦、野菜、果物など、わたしたちの食事に欠かせない作物の栽培(さいばい)を行うのが農業です。農業従事者は、土地に作物の種をまいたり、植えつけたりして生育させ、作物を収穫(しゅうかく)し、市場などで販売(はんばい)し、収入を得ています。自営でこれらの仕事をする場合は、農家といわれます。現在、農家は高齢化(こうれいか)が進んでいます。しかし、自治体によっては、この問題を解決するために、農業用地を貸す制度や、農業研修など、農業の後継者(こうけいしゃ)を育てるためのいろいろなカリキュラムを設けているところもあります。この制度を利用することにより、今まで都会で暮らしていた人が、農業に転職する例なども見受けられるようになりました。 農業従事者を目ざすには、資格はいりませんが、大学、短大、専門学校などで、農業に関する勉強をすることもできます。自分の家が農家である場合は、あとを継(つ)ぐ形になるわけですが、そうでない場合は、まず、田や畑などの農業用の土地を借りるか、購入(こうにゅう)するかします。作物を収穫できるまでになるには、農業研修や、すでに長いこと農業に従事されている方などの意見を参考に勉強することも大切でしょう。
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