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親の代わりに子どもの世話をするのがベビーシッターの仕事です。育児に興味のある人ならだれでもできそうに思えますが、親ではない人が親の役割をするわけですから、専門の知識や経験が必要な大事な仕事です。 単に子どもの世話をするだけではなく、子どものしつけや遊びをとおして、英語や音楽、水泳などを学ばせるといった専門の能力を持ったベビーシッターも増えています。仕事をするお母さんが多くなったり、用事で外出したり、子どもを教育したいといった理由で、ベビーシッターを求める人は急速に増えています。保育園の保育士とのちがいは、働く場所のちがいにあります。子どもの家庭に行く場合がほとんどですが、デパートなどで買い物中に子どもを預かるベビーシッターなど、働く場所の種類もさまざまになってきました。ふつう保育園がやらない24時間体制で子どもを預かる会社もあり、そこでもベビーシッターが働いています。ベビーシッターという資格があるわけではなく、幼稚園教諭(ようちえんきょうゆ)、保育士、看護師(かんごし)などの資格を持つ人もベビーシッターとして働いています。また、全国ベビーシッター協会が行う認定(にんてい)ベビーシッター制度で学んだ人も多く活動しています。
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