営業 | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

サービス・接客


営業の仕事
 企業(きぎょう)には、商品を作る部門と商品を売る部門があります。営業とは、そのうちの商品を売るほうの仕事です。どんなにいい商品を作る会社でも、その商品を売ることができなければ利益を得ることはできないので、営業は重要な業務です。
 営業の仕事で、常に求められているのは、新しいお客さんを獲得(かくとく)することです。新しいお客さんに商品を買ってもらえるようになれば、その分だけ、会社の売り上げが増えるからです。しかし、今まで全く取引のなかったお客さんに商品を買ってもらうのは、とても大変なことです。そんな相手に、何とか自分の会社の商品のよさをアピールして、ねばり強く商談を進めるのが、優秀(ゆうしゅう)な営業マンです。ライバル会社との競争もありますが、成功した場合は、自分の実績が売り上げの数字にはっきり表れますから、やりがいも大きな仕事です。また、営業の仕事では、いつも商品を買ってもらっている大事なお客さんとの信頼(しんらい)関係を保つことも大事です。

営業マンにインタビュー
 わたしは、事務用品の会社で営業を担当しています。つい最近、大きな契約(けいやく)をまとめることができたために、会社に入って以来はじめて、営業成績でトップになりました。その取引先は、わたしが新入社員のころ最初に自分で開拓(かいたく)したお客さんで、その当時から今まで、ずっとおつきあいさせていただいている会社です。その会社の中には、今では兄弟のように仲よくなった人もいます。そんな大事なお得意さんとの契約で、自分もいい成績をとることができたので、喜びもひとしおでした。
 営業の仕事は、もちろん商品を売りこむことですが、それ以上に大切なことは、自分を売りこむというか、自分自身を人間として信頼してもらえるように努力することだと思います。だからわたしも、もっともっと自分にみがきをかけなくてはいけませんね。

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