ヘアメイクアーティスト | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

ファッション・美容


ヘアメイクアーティストの仕事
 ヘアメイクアーティストは、ヘアデザインやメイクアップをする仕事です。美容師とちがって、パーマやカットなどは行いません。タレントやモデル、映画俳優などのヘアデザインやメイクのほか、ブライダルサロン、エステティックサロンなどにも活躍(かつやく)の場はあります。この仕事は、ただ、ヘアデザインやメイクをして美しく見せればいいわけではありません。特に、ファッション雑誌の撮影(さつえい)などでは、モデルの個性をいかに引き出すかも重要なポイントとなります。また、カラーコーディネートのセンスも問われます。
 特別な資格はいりませんが、専門学校などで、技術や知識を学んでおくと有利です。美容師の資格や、ファッションコーディネート色彩能力検定(しきさいのうりょくけんてい)、ネイルアーティストなどの資格を取っておくのもよいでしょう。また、最近では、医療(いりょう)・福祉(ふくし)の場でもメイクが評価されています。解剖学(かいぼうがく)や生理学などの基礎的(きそてき)な知識は学んでおいて損はありません。ヘアメイク関連会社に就職したり、フリーのヘアメイクアーティストについて修業したりするなどの方法がありますが、将来、独立してやっていこうという人は、フリーの人に弟子入(でしい)りすることが多いようです。

ヘアメイクアーティストにインタビュー
 わたしは、ブライダルサロンで花嫁(はなよめ)さんにメイクをする仕事をしています。なかには、一生に一度のことだからと、とても緊張(きんちょう)しているかたもいらっしゃるんですよね。でも、緊張すると、顔の筋肉がこわばって、せっかくのメイクも生きてきません。ですから、緊張をときほぐすように、軽い冗談(じょうだん)を言って、リラックスさせるようにしています。みなさん、お気に入りのウエディングドレスを選ばれているわけですから、少しでも美しく見せたいですよね。
 専門学校では、カラーコーディネートの勉強もしました。これは、現場でも役立っています。この仕事は、持って生まれたセンスも必要とされますが、やはり、センスは、みがかないと光らないんですよね。気持ちをこめてメイクをしていると、そのかたの個性を引き出すテクニックなどが身についてきます。好きな仕事だから続けられるんでしょうね。

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