ネイルアーティスト | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

ファッション・美容


ネイルアーティストの仕事
 爪(つめ)にカラーリングしたり、デザインをえがいたりするネイルアートは、女性のあいだで人気です。この仕事をするには、爪の構造などについての知識や、細菌感染(さいきんかんせん)の対処法、衛生学、皮膚(ひふ)にトラブルが起きた時の対処法などについても知っておく必要があります。また、爪のケアやマッサージなどの基礎知識(きそちしき)は欠かせません。
 作業には、細やかな神経と、指先の器用さが要求されます。そして、細かい仕事を続ける根気も必要です。この仕事をするには、ネイルサロンやエステサロン、ブライダルサロンなどに就職する方法もありますが、自分でサロンを開いて、独立開業を目ざす人もいます。特別な資格は必要ではありませんが、専門学校で、爪のケアからネイルアートの基礎まで学んでおくと役に立ちます。日本ネイリスト協会が実施(じっし)するネイリスト技能検定は、ネイルケア、カラーリング、ネイルアートなどに関する実技と、爪の解剖学(かいぼうがく)・衛生学に関する筆記試験とがあります。また、エステティシャンの資格などを取得しておくと、ネイルだけでなく、はば広い分野で活躍(かつやく)できます。

ネイルアーティストにインタビュー
 もともとネイルアートが好きで、ショッピングの帰りによくサロンへ立ち寄っていました。手先は器用なほうなので、そのうち、自分でも試(ため)してみたくなり、ある有名なネイルアーティストの講座を受けました。それがきっかけで、今のサロンを紹介(しょうかい)され、働くことになったのです。手や指のマッサージから爪のケア、そして、ネイルアートの仕事もやらせてもらっています。
 場所がら、仕事帰りの女性がお客さんになってくれることが多いんですが、みなさん、最初はつかれた顔をして入ってこられても、明るい顔をして帰っていかれるんですよ。きっと、ネイルアートを気に入ってくれたんでしょうね。「ネイルに合わせた週末のファッションでも考えているのかな?」「あのお客さん、今度はいつ来てくれるかな」なんて、わたしまで楽しい気持ちにさせられます。

このページのTOPへ


高校オススメコンテンツ
私立高校のパンフレット取り寄せ 入試過去問題

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一