ファッションデザイナー | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

ファッション・美容


ファッションデザイナーの仕事
 ファッションデザイナーには、自分のブランドを持ちオリジナルのデザインをつくっていく「オートクチュールデザイナー」と、メーカーで大量生産できる服のデザインをする「企業内(きぎょうない)デザイナー」の2種類があります。企業内デザイナーは、コスト面やデザイン性などで制約を受けることもあります。ファッションデザイナーと聞くと、はなやかな世界を想像しがちですが、実際は、市場調査などをして流行を分析(ぶんせき)することから始まり、デザイン画、製品企画(せいひんきかく)の立案といった、地道な作業に追われる仕事です。ほかのデザイナーとのチームプレーになりますので、相手を納得(なっとく)させるコミュニケーション能力も必要になります。また、ファッションデザイナーには、流行を表現する高いデザイン力だけでなく、素材から生産工程までのはば広い知識が求められます。
 多くのデザイナーは、ファッション系の専門学校や服飾系(ふくしょくけい)の短大などで、知識と技術を身につけて、アパレルメーカーや衣料品メーカーなどに就職し、プロへの道を歩みます。

ファッションデザイナーにインタビュー
 どうしても物を作る仕事にたずさわりたかったので、大学卒業後に専門学校のドレスデザイン科に入り直しました。今は、衣料品メーカーに勤務しています。在学中に、パターンメーキング技術検定試験や、色彩(しきさい)能力検定の資格を取り、そのために勉強したことが、今役に立っています。つらいこともありますが、もともと好きで入った世界なので、すぐ立ち直って次の仕事に向かえます。この前、自分がかかわった服を着ている人が「歩いて」くるのを見て、うれしい衝撃(しょうげき)を受けました。
 服作りは一人ではできません。多くの人たちとコミュニケーションをとることも、この仕事の重要なポイントなのです。だから楽しいし、やりがいがあるのでしょう。夢は、あきらめなければ、いつか、きっとかないます。世界を目ざしてがんばろうと思います。

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