お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

法律


弁護士の仕事
 人や企業(きぎょう)などの間の利害の対立が、争いやもめごとに発展し、その争いが当事者どうしで解決できなくなった場合、当事者の一方が裁判所にうったえて、裁判を起こすことがあります。このような裁判を、民事裁判といいます。裁判は、法律にもとづいて争いを解決する場ですから、当事者は法律の専門家である弁護士の力を借りることになります。民事裁判では、裁判を起こした側(原告)と、うったえられた側(被告・ひこく)の両方の当事者に、代理人として弁護士がつきます。
 一方、犯罪の疑いが持たれている被告人(ひこくにん)に対して、有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑(けい)をあたえるかを決める裁判のことを、刑事裁判といいます。刑事裁判の場合、検察官がうったえを起こし、弁護士は被告人の側に立つ弁護人として、被告人の無罪を主張したり、刑を軽くすることを求めたりします。
 また、弁護士には、企業の顧問(こもん)弁護士として法律的な事務を行うなど、裁判以外の活動の場もあります。

弁護士にインタビュー
 最近は、有名弁護士が出演して、民事事件についての法律的な判断の例などを述べる、テレビの人気番組もありますから、弁護士に親しみを感じてくれる人も多くなってきたと思います。けれども、ごくふつうの一般(いっぱん)のかたがたの中には、何かトラブルにあったときには弁護士に相談しよう、と考える人は、まだあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。おそらく、多くの人は、裁判で争うことに抵抗(ていこう)を感じたり、弁護士の料金は高いのではないかと心配したりしているのだと思います。でも、弁護士は裁判をするだけではなく、和解のための交渉(こうしょう)もしますし、法律に関する相談にも応じています。法律的な知識がないからといってあきらめるよりも、弁護士に相談した方が得をするケースは、けっこうたくさんあるんですよ。
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