特殊メイクアーティスト | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

テレビ・映画


特殊メイクアーティストの仕事
 この仕事は、メイクアップアーティストの仕事の分野の中のひとつで、映画や舞台(ぶたい)、テレビでの特殊メイクをあつかう仕事です。映画のSFXで知られているような宇宙人や怪物のメイクや、俳優の年齢(ねんれい)に関係なく、年寄りや若い人にメイクで変えたりする、特殊な化粧(けしょう)を担当する職業です。もちろん、メイクアップアーティストとしての基本的な知識も必要で、一般的(いっぱんてき)なメイクアップの仕事も担当します。美容室や結婚式場(けっこんしきじょう)で活躍(かつやく)しているメイクアップアーティストの中で、高い技術を持った人が特殊メイクアーティストに転身する場合もあります。特殊メイクアーティストになるには、メイクアップアーティストとしての技術のうえに、独創性や創造力が要求されます。また、常に撮影(さつえい)や舞台の現場では、質の高い技術が要求されます。特殊メイクに使う専門的な材料や化粧品などを駆使(くし)する、高度な応用能力も必要です。特殊メイクアーティストは、外国、特にハリウッドの映画業界では活躍の場が多く、日本人の特殊メイクアーティストも仕事をしています。メイクアップアーティストを養成している学校も特殊メイクアーティスト専科が多くなり、今後も、新しい才能を持った特殊メイクアーティストが生まれてくるでしょう。

特殊メイクアーティストにインタビュー
 子どもの時から映画が好きで、映画にかかわる仕事をしようと思っていました。専門学校は、メイクアップアーティストの学校へ行きました。ここで、特殊メイクアーティストの仕事があるのを知り、これだと思い、勉強することにしました。卒業後、しばらくは結婚式場でメイクの担当をしていましたが、同じメイク仲間に舞台のメイクをしている友人がいて、彼から特殊メイクの必要のある芝居(しばい)があると聞き、紹介(しょうかい)してもらいました。その仕事をきっかけに、フリーの特殊メイクアーティストになり、ついに、念願の映画の仕事をすることができました。自分がかかわった映画の中で、自分の手がけた特殊メイクを見る時は、本当にうれしいですね。この時の映画現場での経験から、さらに新しい知識を得て、仕事にチャレンジしていこうと思っています。
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