お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

テレビ・映画


プロデューサーの仕事
 プロデューサーは、何もないところ、ゼロからものをつくり出し、世の中に送るのが仕事です。音楽作品をつくり出すのが音楽プロデューサーであり、放送番組をつくり出すのが番組プロデューサーです。
 プロデューサーは、ものをつくるときの最高責任者です。作品の企画立案から、予算の作成と資金集め、制作するためのディレクターやアーティスト、キャスト、スタッフの選定、さらに広告や販売(はんばい)まで、全体の流れを見通して全員に方向性を示し、成功へと導くのです。
 プロデューサーには、もちろん、つくり出すものの分野に関する知識が深いことが必要です。それだけでなく、仕事を成功させるためには、どんなものをつくれば売れるのかを調べるマーケティング力や、商品企画力、資金を集めたり作品を売りこんだりする営業力や宣伝力など、ビジネスマンとしてのセンスと手腕(しゅわん)が求められます。
 プロデューサーになるには、芸能プロダクションやレコード会社、テレビ局や広告代理店などに勤めて、作品づくりにかかわり、経験を積んでいきます。

プロデューサーにインタビュー
 ミュージシャンになろうと思っていました。でも、仲間のミュージシャンの公演などを手伝っているうちに、いつのまにか、世間からプロデューサーと呼ばれるようになっていました。交渉(こうしょう)ごとが好きなんですね。
 考えぬいた企画を実現させるために、予算を決め、資金を出してくれるスポンサーを探して説得することは大変だけど、やりがいのある仕事です。また、アーティストをはじめ、ディレクターやすばらしいスタッフを集めていくことは、企画がどんどん実現に向かっているという実感があって、とても楽しいですね。公演のとき、お客さんが喜んでいるのをわきで見ているときは、苦労が報(むく)われた思いで感激です。ミュージシャンにはなれなかったけれど、この仕事をしてきて、今は、満足しているし、仕事にほこりをもっています。

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