音響スタッフ | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

音楽


音響スタッフの仕事
 音響スタッフは、舞台(ぶたい)やテレビで音声の調整を担当します。観客や視聴者(しちょうしゃ)を魅了(みりょう)する夢のある仕事です。
 PAミキサーは、広い会場のどこにいても、音がしっかり届くようにシステムを組む仕事です。スピーカーのチューニング(音程合わせ)から、音楽のミキシング(複数の音のバランスをとる)、各種のエフェクト(音に変化をあたえる)などを担当します。
 MAミキサーは、映像作品で、いくつもの音の素材をひとつにまとめあげるのが仕事です。笑い声や拍手(はくしゅ)などを収録した画面に、あとからつけ足すのもMAミキサーの仕事のひとつです。
 舞台機構調整技能士は、効果的な音響プランの作成や、舞台の音響装置の調整・操作を行うのが仕事です。この技能士になるには、国家資格が必要です。どの仕事も、音に関する優(すぐ)れた感性が必要です。専門学校で電子工学や音響技術を学び、知識や技術を身につけておくとよいでしょう。

音響スタッフにインタビュー
 PAミキサーとして、番組制作会社で働いています。ミュージシャンがつくった音を、ライブ会場で、いかにいい状態で観客に届けるか、マイクからスピーカーの位置にまで気を使っています。技術だけではなく、早く、イベント全体を総合的に演出できるようになりたいと、がんばっています。将来は、舞台機構調整技能士の資格を取って、独立できたらいいなと思っています。好きなアーティストがいるんですが、その人の専属のPAミキサーになれたら最高ですね。
 音響関係の専門学校に行っていたので、そこのライブ実習を何度か経験しました。そこで覚えたことが、今、役に立っています。こういう仕事は、頭で考えているだけではダメで、実際にやってみないとわからないことが多いです。機会があったら、スタッフとしてライブの現場にどんどん参加するといいですよ。

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