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工業デザイナーの仕事 |
工業(インダストリアル)デザイナーは、工場で生産される工業製品のデザイン・設計を行うのが仕事です。プロダクト(「製品」という意味)デザイナーとも呼ばれています。ひと口に工業製品といっても、身近な日用雑貨から、飛行機まで、さまざまなものがあります。それぞれに専門のデザイナーがいますが、仕事の基本は同じです。 製品に適した材料を選び、あわせて、コンピュータで立体的なラフスケッチを描(えが)きます。スケッチは3Dで、上下左右、どんな方向からでもながめられるようにしておきます。デザインは、形や色も大事なのですが、それ以上に、使い勝手がよい機能性や、使う人がけがなどをしないような安全性が求められます。ある程度方向性が決まると、できた時の立体的なイメージがわかるように、発泡材(はっぽうざい)やプラスチック、木材などで、なるべく実物大の模型を造ります。この間、市場調査やモニター調査、予算・納期のことなどもふくめて、企画(きかく)・販売(はんばい)担当者や工場の技術者と綿密な打ち合わせをくり返します。工業デザイナーは、こうした、さまざまなチェックを経て、デザインを完成させます。 |
工業デザイナーにインタビュー |
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