マルチメディア技術者 | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

情報・通信


マルチメディア技術者の仕事
 デジタルコンテンツの制作に欠かせないマルチメディア技術。それにかかわるさまざまな専門家をマルチメディア技術者と呼んでいます。マルチメディアソフトの企画や制作を行うマルチメディアクリエイターを技術的に支えている仕事と言うことができます。
 デジタルコンテンツとは、パソコン、家庭用ゲーム機、DVDプレーヤなどで楽しむことができるソフトのこと。最近は、ホームページ上で楽しめるデジタルコンテンツもたくさんあります。マルチメディア技術とは、映像、音声、音楽、文字などを組み合わせたデジタルコンテンツを作るときに使われる技術のことです。
 マルチメディア技術について学べる学校には、理工系の大学や美術大学、芸術系のコンピュータ専門学校などがあります。卒業後は、デジタルコンテンツの制作にかかわる会社などで経験を積みながら技術開発にたずさわり、マルチメディア技術者となるのが一般的(いっぱんてき)です。

マルチメディア技術者にインタビュー
 パソコン向けのテレビ録画技術を研究、開発しています。わたしの専門は、録画したデータをできるだけ小さくして保存するための技術です。ひとつの番組を今までより小さく保存できれば、とりためておける番組の数が増えて便利でしょう?とはいえ、再生したときの画質を落とさないためにはどうしたらいいかなど、解決しなければならないことはたくさんあります。だからこそ研究に力が入るんですけどね。
 苦労はあっても、すぐれた技術を開発すれば世界標準として認めてもらえるチャンスがあるわけですから、とてもやりがいがあります。わたしが開発にかかわった技術が、いつかきっと、世界中のパソコンに使われる日が来ると信じていますよ。

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