アートディレクター | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

テレビ・映画


アートディレクターの仕事
 アートディレクターの仕事は、デザイン制作現場での総指揮です。
 アートディレクターは、新聞や雑誌の広告、ポスター、パッケージ、カタログ、インターネットのホームページなどを制作するとき、クライアントやプロデューサー、CMプランナーたちと打ち合わせをして、どんな広告にするかを決めます。決まったことを今度は、制作担当であるデザイナーやカメラマン、コピーライター、イラストレーターたちに伝えます。そして、質の高い作品をつくるため、みんなの力が最大限発揮できるようにくふうします。個性の強い人が多いクリエイターたちをまとめていくには、強力なリーダーシップが求められます。また、制作のすべてにかかわるので、コンピュータによるデザイン処理や印刷関連のことなど、制作物周辺のはば広い知識も必要です。
 アートディレクターになるには、大学のグラフィックデザイン系の学部や学科、専門学校などを出て、広告制作会社やデザイン事務所などに就職し、デザイナーとして現場でいろいろな経験を積んで、知識や技術を身につけていくことが大切です。

アートディレクターにインタビュー
 広告代理店でグラフィックのデザイナーをやっていました。何年かたって、会社のほうからアートディレクターをやるようにと言われ、今に至っています。実はまだ、現役でポスターをつくっていたい気持ちも強いです。クライアントと話すのはまだいいのですが、それを持ち帰って、現場と話してじゃあこれで行こうかと決まるまでが、けっこう大変なんです。外部のクリエイターの中には、わたしよりも年上のかたもいますし……。でも、いいことは、現場でいろいろなクリエイターのかたと話ができて、その感性に直接ふれられることです。アートディレクターだなんて、ついえらそうな顔をしてしまいがちだけど、自分なんかまだまだだなんて思い知らされます。一方で、よしがんばろう!と仕事への意欲がわきます。やっぱり、アートディレクターになってよかったです。
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