シューフィッター | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

ファッション・美容


シューフィッターの仕事
 シューフィッターは、靴(くつ、シュー)屋さんなどで、お客様のために、靴を足に合わせて調節し(フィットさせて)、足の病気の予防と履(は)きごこちのよさを提供する専門家です。ふつうに売られている靴を、一人一人異なる足にフィットさせるためには、お客様の歩き方のくせ、足の状態を正確につかむと同時に、靴の作られ方や特長などをよく理解しておくことが必要です。フィッティングで足と靴の間にズレがある場合には、微調整(びちょうせい)をします。お客様の足型をとって、中敷(なかじき)で調節することもあります。販売(はんばい)後も、靴が合わないなどの相談に応じてアフターケアを行い、ときには医師や治療(ちりょう)靴業者と連絡(れんらく)をとり合いながら、お客様に適した靴を提供します。
 シューフィッターになるには、靴専門店などに就職し、3年以上の実務経験を経て、東靴協会が実施(じっし)しているシューフィッター認定試験を受験して資格を得ることができます。ウォーキングブームの高まりとともに、これからは、シューフィッターの活躍(かつやく)の場が広がっていきます。

シューフィッターにインタビュー
 日本人の、靴に対するこだわりも、近ごろは高まってきました。特に、ウォーキングシューズには、軽さ、履きごこち、フィット感を求めるかたが多いですね。ぼくは、靴デザイナーと組んで、陸上やマラソンなどのスポーツアスリートの靴も担当しています。きたえ上げたスポーツ選手は、土ふまずにも筋肉が盛り上がっていて、ふつうの靴では合わないんです。靴デザイナーがつくりあげた靴を、微調整するんですが、靴の良し悪しが直接タイムにはねかえってきますので、とても気を使います。長距離(ちょうきょり)を走るマラソンでは、靴のせいでランナーにダメージをあたえてしまいますので、毎回ドキドキしながらレースを見ています。それだけに、終わったあとで、選手が感謝のコメントをしてくれると、それまでの苦労が報(むく)われた思いで、胸にこみ上げるものがありますね。
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