製菓衛生師になるには
食品科学の専門知識を有し、安心なお菓子を提供する
公衆衛生向上の推進役として注目されているのが厚生労働大臣認可の資格である製菓衛生師です。菓子製造の流れの中で食品添加物の使われ方などをチェックし、一般消費者に対して安全で高品質なお菓子を提供するのが仕事です。 合成着色料や合成保存料など食品添加物の人体への影響が懸念される現代。しかも食品科学の進歩は速く、新しい食品添加物が次々と登場し、ますます複雑化しています。こうした中、菓子製造業従業者においては、食品学・栄養学・衛生法規などの他、科学的知識を身につける必要性が高まってきています。
製菓衛生師になるには、都道府県知事の行う製菓衛生師試験に合格しなければなりません。資格がなくても菓子製造に携わることはできますが、資格を取ることで顧客の信頼を勝ち得る大きなメリットがあり、取得をめざす菓子製造業従業者が増えています。
製菓衛生師資格は、 製菓理論・食品衛生学・栄養学などの筆記試験と、和菓子・洋菓子・製パン分野から1つを選択する実技試験があります。職場は、ホテル、レストラン、和・洋菓子専門店や製菓メーカーなどが一般的です。
近ごろ、特定の食材を食べるとアレルギーやアトピーの症状が出ることに悩むこどもが増えています。今後、ますます製菓衛生師のニーズは高まってくるといえるでしょう。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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