貿易事務員になるには
輸出入にかかわる、あらゆる事務処理を行う
商社やメーカーの貿易部門などで、海外の取引先と商品を輸出入する場合には、さまざまな書類を作成し、税関に提出しなければなりません。貿易事務員は、これら書類の作成から、営業部門の社員などへの情報提供、商品を輸送するときの運輸会社などの手配まで、貿易に関するあらゆる事務手続きをスムーズに行うのが仕事です。たとえば、輸入の場合は、海外の取引先に対して、どんな商品をどれだけ輸入するかといった内容の注文書を作成して送ったり、通関の手続きを行ったり、海外の取引先に対する代金の支払い手続きまでをこなします。輸出の場合は、海外の取引先から受けた注文内容を書類にまとめ、商品を海外に輸送するための手続きなどを行います。この仕事に就くためには、貿易に関して幅広い専門知識を持っていることが不可欠となります。それに加えて、海外取引先から届く注文書は通常、英語などの外国語で書かれていますから、語学力についてもかなり高度な能力が要求されます。特に英検などの資格を必要とされることはありませんが、会社によっては、社員研修で貿易や語学の指導も行っています。しかし、就職先は商社やメーカーの海外事業部門・国際部門などということになりますから、できれば入社するまでに、語学系専門学校などで学び、英検2級以上の資格を取得しているほうが、就職する際に有利でしょう。
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