造園施工管理技士になるには
都市公園・緑地公園づくりのスペシャリスト
私たちの憩いの場として、大きな存在感を持つ都市公園や緑地公園。造園施工管理技士は、こうした公園や遊園地などの環境保護や景観重視のため、造園工事の施工計画作成や現場の工程管理、資材の品質管理、作業の安全管理などを行う都市公園・緑地公園づくりのスペシャリストです。「造園」の名がついているものの、一般住宅の庭ではなく、公園工事や緑地化工事など公共のスペースを作ります。
造園工事における主任技術者や管理技術者などを育成するために設置された国家資格が造園施工管理技士で、国(国土交通省)の指定を受けた一般財団法人全国建設研修センターが主催しています。地球の温暖化傾向なども踏まえ、都市部の緑化対策や環境保全などが活発になる中で、重要な役割を果たす造園工事を管理する造園施工管理技士の存在は欠かせません。資格は1級と2級に分かれており、1級資格取得者は指導監督として、2級資格取得者は応用能力のある技術者として業務にあたります。
なお、自治体が発注する大規模な造園工事などを受注する場合、監理技術者の配置が義務付けられており、この役割を果たすのは1級取得者に限られています。各級とも専門学校などで指定学科を学んでから受験する場合、受験に必要な実務経験年数が軽減されます。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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