薬学部 健康薬学科(6年制)
健康寿命を延ばすためのセルフメディケーション運動・食・健康の知識で予防医療に貢献を
健康薬学科(6年制)の特長
- 学部・学科・コースについて
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がん、脳卒中、心臓病などの重大な疾患の原因が生活習慣にあるといわれる中、常日頃の健康管理は大変重要です。それ故、セルフメディケーションへの期待は、「健康管理」に対する生活者の意識改革の表れともいえます。
本学科では高齢化社会と慢性・難治性疾患の増加の中で、運動・食・健康を基に、個人のみならず社会の健康維持や増進を常に意識し、薬食同源の知識をもって疾病の予防に貢献すること、また社会の要望に応じられる薬剤師を育成するため、予防医療、食品科学、健康科学および環境科学における卓越した知識や技術を持ち、地域医療や国民のセルフメディケーションの推進に積極的な役割を果たすことができる薬剤師の育成を目指しています。もっと見る
- カリキュラム
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1年次「運動生理学」では身体活動に関わる領域の解剖学、生理学の基礎的な理解と共に、人体活動の構造的、機能的な変化について学びます。
2年次「未病学」では健康な生活を守ることを通して社会に貢献する薬剤師として、高齢社会医療における役割と現状を把握して、介護予防・治療などの基本的な知識を修得します。
3年次「食品機能学」では食品中に含まれる健康の維持・増進に役立つ各成分(機能性食品成分)の生体調節作用を理解することで、食生活の改善が疾病予防や健康増進に重要な役割を果たすことを学びます。
4年次「生活習慣病特論」では各生活習慣病を発症させるさまざまな要因、処置、具体的な予防方法について深い知識を修得し、人々の生活習慣病予防を指導できる能力を身に付けます。
6年次「医療と栄養」では食生活が健康に与える影響を科学的に理解するために、栄養と食品機能、食品衛生に関する基本的知識と技能を修得します。もっと見る
- 独自の教育体制
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高校での理科3科目(化学、生物、物理)は薬学部での専門科目を理解する上で特に重要です。そこで本学では高校時の未履修科目や苦手科目を克服するため、1年次に「教養化学」「教養生物学」「教養物理学」の3教科を開講しています。
また新入生を対象としたプログラムとして、本学独自の「JUNP UP プログラム」を実施しています。講義の進度に合わせてメールで配信される「ベースアップドリル」では、学んだ知識をより定着させる「自習・復習」を習慣化し、自身の勉強法を確立させ試験対策にも役立てます。
この他にHAMAYAKU e-Learningでは、全科目の定期試験の正答が入手でき、講義資料もダウンロードできるようになっています。さらに全授業の講義動画が保存され、学生はいつでも好きなタイミングで繰り返し視聴することができます。もっと見る
- 学べる内容
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■これまでの薬剤師を超える活躍のフィールド
健康薬学科の卒業生は薬局・病院・製薬会社だけでなく、食品会社の機能性食品開発、化粧品メーカー、環境関連施設、厚生労働省医薬局(麻薬取締官)、科学捜査研究所、衛生試験所など、幅広い分野への進路が期待できます。また、心臓病・がん・脳卒中などの予防・治療に秀でた専門薬剤師としての活躍や学校や会社など組織・団体の健康管理をリードする人材としても脚光を浴びることでしょう。医薬品開発、公務員(科学鑑定、法医鑑定)、基礎医科学研究、進学(大学院)への進路を希望している学生も多く在籍しています。もっと見る
健康薬学科(6年制)の概要
- 定員60名
- 募集共学
- 学費235万円 [一般学生]
※2025年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・薬学
目指せる職業
- ・保険調剤薬局薬剤師(調剤併設ドラッグストア含む)
- ・病院薬剤師
- ・衛生試験所
- ・保健所
- ・麻薬取締官