留学物語(ドレイク大学・交換留学)-日本の学校
留学物語
【交換留学】
ドレイク大学(アメリカ)
Drake University
中山 尭彰 さん
日本の大学名 関西学院大学 日本の在籍学部 国際学部4年生(取材時)
①プログラム(海外フィールドワーク)
留学開始時期 2013年9月(1年の夏休み) 留学期間 10日間
②交換留学(ドレイク大学)
留学開始時期 2014年8月(2年生8月~) 留学期間 10ヶ月
学校の種類 正規大学
Drake University
【交換留学】ドレイク大学(アメリカ)
留学の目的
留学に参加した目的
大学に入り、経営学の面白さを知りました。留学をしたいというのは元々あったので、その事も含め教授に相談したことろ、経営学を学びたいならアメリカが良いと勧めていただきました。経営学が産まれたアメリカで、実践的、且つディスカッションベースの授業を経験したいと思いました。
留学したいと思ったきっかけ・時期
留学生が頻繁にくる高校だったので、交流しているうちに英語に興味が湧きました。親に相談し、高校時代カナダに1年間(高1年の夏から高2の6月)留学をしました。(留学を単位認定してくれる高校だったので、留年せずに留学しました)そこで語学力を磨きましたが、カナダには大人びた高校生多く、話が合わずに苦しい思いをしたことから、大学に入ったら留学に再チャレンジしたいという気持ちが漠然とありました。
先輩に相談したことろ、関西学院大学の国際学部は留学が必須で、且つ、幅広い分野を学べる。奨学金制度も充実しているし、単位互換してもらいやすいと伺い、入学を決めました。
留学先の学校を選んだ理由
経営学がより深く学べるということでアメリカを選択しました。都会より田舎の方が良かったので、アイオワ州にあるドレイク大学に決めました。
留学の目標
一つは、友達を沢山作ることです。高校時代の苦い経験もあったので、今回の留学では友達を沢山作りたいと思いました。「積極的に話しかける」「アメリカ留学は勉強がハードと聞いているが、土日は必ず予定を空けて友達と遊ぶ」と決めました。二つ目は、視野を広げることです。「アメリカの様々な場所に行く」と決め、長期休暇を利用して、遠方へ旅行したり、友達が実家に帰省する際に一緒に連れて行ってもらいました。三つ目は、経営学の学びを深めることです。「ディスカッションに積極的に参加する」と決めていました。
事前準備
留学前に準備しておいたこと
英語は勿論ですが、日本のことを聞かれると聞いていたので、政治経済をはじめ、まんがを読んだり、習字を書くなど日本文化を学び直しました。ドレイク大学には日本に興味がある学生が集まる「日本語クラブ」があり、そこで色々披露しなければいけないと聞いていました。
費用
交換留学だったので、ドレイク大学の学費は免除でした。奨学金が100万円出ました。関西学院大学の奨学金制度はとても充実しています。寮の費用(食事付き)が2セメスターで100万円だったので奨学金はそこにあてました。実費は、生活費、教科書代、飛行機代等で50万円でした。
留学先の大学について
留学先大学の特徴
田舎で小規模な私立の大学です。スポーツイベント等のイベントが多く、アクティブな大学でした。授業自体も小規模(平均20名位の授業)でした。日本人は非常に少なく、2〜3名でした。日本好きの学生が集まる「日本語クラブ」や日本語を学ぶ授業もありました。
キャンパスの雰囲気
人が少なく、静かな大学でした。
留学生へのサポート
留学前にパートナー(現地学生)を紹介していただき、その学生が留学生活をサポートしてくれました。留学生のサポートオフィスもありますが、日本語が話せるスタッフはいませんでした。
履修した授業について
ビジネス系の授業は日本で勉強していたので、内容を把握していた分、英語でもある程度ついていけました。しかし政治の授業は事前学習をしていなかったので苦労しました。事前に知識があるかどうかは、英語の授業について行けるか否かを大きく左右すると思います。
履修した授業は、Human Resource Management(3単位、人事)、Managing Diversity In The Workplace(3単位、多民族国家の人事はどうあるべきか)、Organizational Behavior(3単位、組織行動)等、2セメスターで9つでした。人事の授業は、毎回人事のシミュレーションゲームの課題があり、そのゲームを基にどう対応したか等のディスカッションをしました。組織行動は、課題やディスカッションが非常に多くハードでした。毎回のディスカッションに対応できるように、複雑な文章を事前に50ページ読み込むことが必要でした。
1日の流れ
08:00     授業
12:00     ランチ
13:00~20:00 課題、勉強
21:00     ジム等
平日は課題に追われていました
単位について
現地で27単位とったのですが、奨学金を受けたかったので、成績が良かった授業のみを単位互換し、10単位に認定されました。帰国が3年生の5月だったのですが、6月から開催される授業があり、6月7月で4単位取得することができました。また国際学部はTOEICの点数を単位認定してもらえる制度もあるので単位を稼ぐことができました。
留学先では課題が多いのですが、真面目にやっていたら単位がとれると思います。授業の最初に、単位認定の基準を明確に教えてもらえます。ディスカッションも積極的に参加しなければ単位は貰えませんが、留学生は話を振られることが多いので、発言の機会は多かったです。
留学による単位互換や留年について
留年せずに4年で卒業したいという思いがあったので、先輩から単位互換等について情報を得ていました。関西学院大学の国際学部は単位互換制度も整っており、留学しやすい環境なので、1年留学しても留年をする人は、ほぼいないと思います。
  • キャンパス風景
  • クラスメイト
得たこと
留学で得たこと
アメリカは色々な人がいます。総じて言えることは、学生はオンオフがはっきりしていて、勉強する時はする、遊ぶ時は遊ぶと、はっきり分けています。また自分の考えをしっかり持っていて、器の大きさを感じました。自分もそうありたいと影響を受けました。また、アジア人の留学生が非常に優秀なことに驚きました。発言力に圧倒されることもありました。そういう学生にも刺激を沢山貰いました。
語学力はどれくらい上がったか
TOEFL iBT77点→TOEIC900点
留学を将来どのように活かしたいか
大学院に行くことを決めました。素直に尊敬できる人に沢山会えたことで、自分もそうなりたいと思いましたし、英語の論文やディスカッションのいいトレーニングになったと思います。
一番苦労したこと、それをどう乗り越えたか
高校時代の交換留学で、人間関係において苦い経験をしましたが、そのリベンジだった今回の留学は、沢山の友達もでき、苦労はしませんでした。強いて言うなら、授業の課題が多く大変だったことです。
現地での生活
休日の過ごし方
田舎だったので、休日はショッピングモールへ行ったり、広大な畑で遊んだり、キャンプをしました。長期休暇が4回あったので、それを利用してシカゴ等、遠方へ旅行に行きました。
寮・ホームステイ先の雰囲気
とても綺麗で、ビリヤード台等の娯楽設備もあります。留学生はマレーシア人が多く、日本人は3人だけでした。他にアメリカの現地学生をはじめ、フランス人、中国人、韓国人、ベトナム人等、国際色豊かでした。
寮やホームステイの選び方
大学が持っている寮です。部屋のタイプや棟を選べたのですが、友達を一人でも多く作る為に4人部屋を選択しました。
日本人との接触
大学には日本人が非常に少なかったので、常に日本人と一緒に居ることはありませんでした。日本語クラブでたまに日本人と接していたくらいです。
学校の授業以外の課外活動
日本語クラブに入っていました。日本人好きの人に日本語を教えたり、マンガをはじめとした日本文化を紹介しました。日本料理を一緒に作ることもありました。
留学先の町について
治安はそんなに悪く感じませんでした。
留学中のトラブル、困ったこと
風邪をひいてしまいました。大学の保健館で薬を処方してもらい、なんとか治しました。
  • 競技場
  • 観光
留学を考えている方へのメッセージ
少しでも留学に行きたいと思うのであれば、お金と時間が許される限り飛び込んでみることをお勧めします。関西学院大学はチャンスが多い大学だと思います。奨学金制度も充実していて、留学しやすい環境が整っていると思います。好きなことに忠実になってください。

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一